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EDID(Extended Display Identification Data — モニター 識別 データ VESA 標準)

EDID は VESA(Video Electronics Standards Association)が策定した、モニター が自身の識別 情報(メーカー 名・製品 名・シリアル)と対応 タイミング(解像度・リフレッシュレート)・色 特性・表示 サイズ などを PC 側へ伝えるための標準 データ 構造です。物理 層は モニター 側 I²C バス の I²C アドレス x50(DDC/CI が使う x37 とは別 アドレス)で、基本 ブロック は 128 バイト 固定、拡張 ブロック は E-EDID で最大 32 KiB まで連結できます。EDID は v1.0(1994-08 公開)から v1.4(2006-09 公開)まで、E-EDID は v1.0(1999-09 公開)・v1.3(2000-02 確定 HDMI 採用)が公開 されています。本記事は VESA 公式 と Wikipedia(Extended Display Identification Data)の一次/二次 情報に基づき、本サイト編集部による個別 機種別 の EDID 検証は含みません。

GLOSSARY

用語の概要

別表記 EDIDE-EDIDEnhanced EDIDExtended Display Identification DataVESA EDIDE-DDCEnhanced Display Data Channel

関連用語
11
出典
2
最終更新
DEFINITION

解説

EDID(Extended Display Identification Data)は、VESA(Video Electronics Standards Association)が策定した、モニター が自身の識別 情報 と対応 タイミング・色 特性・表示 サイズ などを PC 側へ伝える ための標準 データ 構造です。PC(GPU)が モニター を接続した瞬間に モニター 側 EEPROM から EDID を読み出し、対応 解像度・リフレッシュレート・色域 などを把握して 適切な出力 モード を選ぶ — この「プラグ アンド プレイ で正しい解像度 が選ばれる仕組み」の中核が EDID です。

本記事は VESA 公式 標準 一覧 ページ と Wikipedia(Extended Display Identification Data) の一次/二次 情報に基づき構成しています。本サイト編集部による個別 機種別 の EDID 内容 ダンプ/検証(EDID Block の バイト 単位 確認 等)は実施していません — EDID の動作は モニター ファームウェア/GPU ドライバ/OS/ケーブル/ハブ/KVM/変換 アダプタ の組み合わせで成立するため、機種ごとの保証 動作 範囲は メーカー 公式 情報を参照してください。

EDID とは — VESA 標準の位置づけ

EDID は DDC(Display Data Channel) という VESA 標準ファミリー の一部で、モニター → PC 方向 の情報 伝達 を担う データ 構造 です。これに対し、PC → モニター 方向 の コマンド 制御(輝度・入力 切替 等)は別 標準 DDC/CI が担当します。

  • EDID — モニター が PC に対して 識別 情報・対応 タイミング・色 特性 等を伝える データ ブロック(本記事の対象)
  • DDC1 / DDC2B / E-DDC — EDID を取得するための 伝送 経路(I²C バス 上のプロトコル)
  • DDC/CI — PC が モニター に コマンド を送り、設定 を遠隔 操作 する 双方向 系(→ DDC/CI

EDID が「モニター の名刺」を、DDC/CI が「モニター の リモコン」を担う対比 関係です。

バージョン と 公開 時期(VESA 公式 / Wikipedia)

標準バージョン公開 時期役割
EDIDv1.01994-08EDID 初版(DDC v1 と同時 公開)
EDIDv1.11996-04DDC v2 連携・項目 拡張
EDIDv1.21997-11v2.0(後に deprecated)と同時 公開
EDIDv1.31999-09E-EDID v1.0 と同時 公開
E-EDIDv1.01999-09拡張 ブロック(複数 連結)対応
E-EDIDv1.32000-02HDMI 採用 版
E-EDIDv1.42006-09最新 公開 版
E-DDCv1.2E-EDID 拡張 領域 を読み出すための 伝送 プロトコル

VESA は 「Free Standards」 として EDID/E-EDID/E-DDC/DDC/CI/DisplayID/DisplayHDR/Adaptive-Sync 等を公開ライセンスで配布しています(VESA 会員 で なくとも 標準 PDF を取得可能)。本サイトでは個別 標準 PDF への直接 リンク は付与せず、VESA 公式 標準 一覧 ページを 出典として参照しています。

物理 層 — I²C バス(アドレス x50)

EDID は モニター 側 I²C バス 上の I²C 7bit アドレス x50 で読み出されます。これに対し、DDC/CI の通信は アドレス x37 を使用するため、EDID と DDC/CI は同一 物理 層 上の別 アドレス という関係です(EDID = 読み出し 専用 名刺DDC/CI = 双方向 コマンド という役割の違いに対応)。

この I²C 線 は、VGA / DVI / HDMI / DisplayPort / USB-C DP Alt-Mode いずれの 物理 コネクタ にも DDC ピン として確保されており、原則 どの 映像 接続 でも EDID 読み出し 自体は行える設計です(ただし KVM / ドック / 変換 アダプタ / MST が DDC を落とす実装の場合は除く — 後述)。

EDID に含まれる データ 項目

EDID 基本 ブロック は 固定 128 バイト で、含まれる項目は次のとおり(Wikipedia / VESA EDID 標準 由来):

  • メーカー 名(PNPID 3 文字 コード — 例: GSM=LG、SAM=Samsung、DEL=Dell 等)と シリアル 番号 / 製品 コード
  • 製品 タイプ(モニター / TV / プロジェクター 等)
  • 色 特性phosphor(蛍光 体)または filter(フィルタ)タイプ の色度 chromaticity 座標 — 表示できる色域 の境界)
  • 対応 タイミング(解像度 × リフレッシュレート × タイミング パラメータ — 標準 タイミング と詳細 タイミング ディスクリプタ)
  • 表示 サイズ(cm 単位 の物理 寸法)
  • 輝度 データ(推奨 ガンマ 等)
  • デジタル 表示 用 ピクセル マッピング データ(デジタル 接続 のみ)

E-EDID では基本 ブロック の後ろに 拡張 ブロック を最大 32 KiB まで連結 でき、HDMI / DisplayPort / 色域 / 音声 / HDR / Adaptive-Sync 等の追加 情報 を運びます(CEA-861 / HDMI CTA / DisplayID Extension 等が拡張 ブロック の代表)。

E-DDC — 拡張 領域 を読み出す プロトコル

E-EDID 拡張 ブロック を I²C 経由で読むために、VESA は E-DDC(Enhanced Display Data Channel) を策定しています。E-DDC は 最大 128 個・各 256 バイト の セグメント を扱える拡張で、E-EDID 32 KiB の上限まで対応します。E-DDC v1.2 は VESA Free Standards に列挙される 公開 標準 です。

EDID で実現される機能(プラグ アンド プレイ)

EDID 読み出し に成功した時点で、OS / GPU は次を自動 設定 できます:

  • 対応 ネイティブ 解像度 の自動 選択(→ 解像度)— EDID の詳細 タイミング ディスクリプタ Preferred Timing 由来
  • 対応 リフレッシュレート の列挙(→ リフレッシュレート)— EDID の標準 タイミング テーブル と詳細 タイミング ディスクリプタ から
  • モニター 名 表示(OS の ディスプレイ 設定 / コントロール パネル)— PNPID + 製品 名 文字列 から
  • 色域 メタデータ(HDR モニター では拡張 ブロック の Static / Dynamic Metadata から色域 と最大 輝度 を取得)
  • オーディオ ケイパビリティ(HDMI 経由 ARC / eARC で対応 コーデック を判定 — CEA-861 拡張 ブロック)

プラグ アンド プレイ で正しい解像度・リフレッシュレート が自動 選択 される」という Windows / macOS / Linux で当たり前に動く挙動は、EDID 読み出し が成立していることを前提としています。

EDID 後継 — DisplayID

VESA は EDID/E-EDID の 後継 として DisplayID を策定 しています。DisplayID は PC モニター と 民生 機器(TV / プロジェクター 等)の両方 で使える 統一 フォーマットで、EDID 拡張 ブロック 群が継ぎ足しで肥大化した状態を整理する位置づけです。E-EDID と DisplayID は 当面 並存 し、現行 モニター の多くは E-EDID 1.4 + 拡張 ブロック(CEA / HDMI / DisplayID Extension 等) を採用しています。

動作 を妨げる典型 要因(中立 / 一般 論)

EDID は規格 として定義されていても、個別 環境 で正しく読めない/古い EDID が キャッシュ される ケースが知られています。一般的な要因(Wikipedia / 各 OS ベンダー / 各 EDID 取り扱い ツール のドキュメント が共通して言及):

  • DisplayPort MST / デイジー チェーン 経由(→ MST / DisplayPort デイジー チェーン)で 2 台目 以降 の EDID が落ちる/重複 する場合
  • KVM スイッチ や ドッキング ステーション(→ KVM スイッチ)が EDID エミュレーション で固定 EDID を返し、本来の モニター EDID が PC に届かない場合
  • USB-C → HDMI / DP 変換 アダプタ が DDC 線 を通さない実装、または 変換 チップ が固定 EDID を返す場合
  • GPU ドライバ や OS の EDID キャッシュ — モニター 交換後 も古い EDID が残り、誤った 解像度 / リフレッシュレート で起動する
  • モニター 側 EEPROM の EDID 書き込み 誤り(量産 個体 の希少 不良)
  • EDID オーバーライド/カスタム EDID(CRU 等の ツール で OS 側 で EDID を上書きする運用)が在ること

これらは モニター 単体の品質 ではなく 接続 経路 全体 の DDC 透過性 と キャッシュ の状態 に依存するため、業務 用途で EDID 経由の自動 設定 を厳密に運用する場合は 対象 モニター × 対象 GPU × 対象 ケーブル/ハブ/KVM × OS の組み合わせで事前 検証が必要です。

購入時の判断軸(本サイトの扱い)

EDID 周りで購入 判断 に影響するポイント:

  1. メーカー 公式 仕様 に明記された対応 解像度 / リフレッシュレート — EDID が正しい場合 OS の表示 設定 にそのまま列挙される(OC モード 等 EDID 非掲載 の値は別途 OSD 設定 が必要なことが多い)
  2. HDR 認定(→ DisplayHDR)と EDID 拡張 ブロック の Static HDR Metadata 整合 — VESA DisplayHDR 認定 機種 は EDID で HDR ケイパビリティ を正しく返す
  3. Adaptive-Sync / VRR 対応 が EDID 拡張 ブロック で正しく宣言されているか(→ VRR レンジ/LFC)— 一部 ドック / KVM が VRR 宣言 を落とす事例あり
  4. 接続 経路 — KVM スイッチ や MST デイジー チェーン を経由する場合は EDID 透過 / エミュレーション の挙動を事前 確認
  5. デュアル モード(解像度 / リフレッシュレート 切替)対応 機種(→ デュアル モード 解像度 / リフレッシュレート)は EDID が モード 切替 時に切り替わる設計

本サイトでの EDID の扱い方

  • 個別 製品ページ / ランキング / 比較記事 では、メーカー 公式 仕様 に明記された 対応 解像度・リフレッシュレート・HDR / VRR 仕様 のみ 記載します(EDID ダンプ から推定した値は採用しません)
  • 「EDID で全ての対応 タイミング が網羅 されている」と一般化した記述は行いません(OC モード や 特殊 タイミング は EDID 非掲載 が多いため)
  • 本サイト編集部 による EDID 内容 ダンプ/検証(EDID Bytes の バイト 単位 確認 等)は実施していません
  • EDID オーバーライド/カスタム EDID 運用(CRU 等の ツール 使用)は推奨せず、メーカー サポート 範囲 内の挙動 のみ 記述します

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