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DisplayID(VESA モニター 識別 データ 標準 — E-EDID 後継)

DisplayID は VESA(Video Electronics Standards Association)が策定した、E-EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)の後継 として位置づけられるモニター/表示 機器 の 識別 データ 標準です。EDID が 128 バイト 固定 ブロック の継ぎ足し型 で肥大化したのに対し、DisplayID は『データ ブロック』の モジュラー 構造 を採用し、各 ブロック は 可変 長(最大 256 バイト・うち ペイロード 最大 251 バイト)で必要な機能だけを宣言できます。DisplayID v1.0(2007-12 公開)→ v1.1(2009-03)→ v1.2(2011-08)→ v1.3(2013-06)→ v2.0(VESA 公式 アナウンス 2017-11 / Wikipedia 表記 2017-09)の系譜で、v2.0 は 4K 超 / HDR / Adaptive-Sync / AR・VR ヘッドマウント / 120Hz 超 リフレッシュレート を前提に再設計 されています。本記事は VESA 公式 と Wikipedia(DisplayID)の一次/二次 情報に基づき、本サイト編集部による個別 機種別 の DisplayID ダンプ/検証は含みません。

GLOSSARY

用語の概要

別表記 DisplayIDDisplayID 1.3DisplayID 2.0VESA DisplayIDDisplayID Extension Block

関連用語
12
出典
3
最終更新
DEFINITION

解説

DisplayID は、VESA(Video Electronics Standards Association)が策定した、E-EDID(Enhanced Extended Display Identification Data)の後継 として位置づけられる モニター 識別 データ 標準 です。EDID が 128 バイト 固定 ブロック の継ぎ足し型 で肥大化したのに対し、DisplayID は 「データ ブロック」 の モジュラー 構造(必要な機能だけを 可変 長 ブロック で宣言)を採用しています。

本記事は VESA 公式 と Wikipedia(DisplayID) の一次/二次 情報に基づき構成しています。本サイト編集部による個別 機種別 の DisplayID 内容 ダンプ/検証(ブロック 単位 確認 等)は実施していません — DisplayID の動作は モニター ファームウェア/GPU ドライバ/OS/ケーブル/ハブ/KVM/変換 アダプタ の組み合わせで成立するため、機種ごとの保証 動作 範囲は メーカー 公式 情報を参照してください。

DisplayID の位置づけ — E-EDID との関係

EDID は VESA が 1994 年に策定した モニター が PC に自身の識別 情報・対応 タイミング・色 特性 を伝える 標準で、基本 ブロック 128 バイト 固定 + E-EDID 拡張 ブロック(最大 32 KiB)という構造です。長年の機能 追加(HDMI / DisplayPort / HDR / Adaptive-Sync 等)で 拡張 ブロックの種類が増え、CEA-861 / HDMI CTA / DisplayID Extension など複数 規格 が同居 する複雑な状態になっています。

DisplayID は EDID 構造 と E-EDID v1.4 を置き換える設計 として 2007 年に策定 開始 され、「データ ブロック」の モジュラー 構造(必要な情報 のみを 可変 長 ブロック で宣言)に再整理 されています。各 データ ブロック は 最大 256 バイト(うち ペイロード 部 は最大 251 バイト)の 可変 長で、用途 ごとに独立した形式を持ちます。

ただし、E-EDID と DisplayID は当面 並存 する設計で、現行 モニター の多くは 「E-EDID 1.4 基本 ブロック + DisplayID Extension Block」 の組み合わせで実装される事例 が一般的です(EDID 拡張 ブロック として DisplayID を内包する形)。

バージョン と 公開 時期(VESA 公式 / Wikipedia)

バージョン公開 時期主な更新
DisplayID v1.02007-12初版 公開(VESA)
DisplayID v1.12009-03データ ブロック 拡張
DisplayID v1.22011-08立体 視(3D ステレオ)・タイル 表示 等 追加
DisplayID v1.32013-064K・タイル 表示 詳細 化
DisplayID v2.02017-11(VESA 公式 アナウンス)/ 2017-09(Wikipedia 記載)4K 超・HDR・Adaptive-Sync・AR/VR・120Hz 超 を前提に再設計

VESA 公式 の DisplayID v2.0 ロールアウト 発表(2017-11 公開)では、v2.0 が対応する次の用途 が明示 されています:

  • 4K 以上 の解像度
  • HDR(High Dynamic Range)
  • AR / VR(拡張 現実 / 仮想 現実 ヘッドマウント・ウェアラブル 表示)
  • 120Hz 以上 の リフレッシュレート
  • Adaptive-Sync(動的 リフレッシュレート — → Adaptive-Sync
  • ヘッドマウント/ウェアラブル ディスプレイ

なお、本サイトが確認した範囲では v2.1 や v2.1a の VESA 公式 公開 情報 は確認できません — 個別の機能 追加 は CTA-861 / DisplayID Extension Block の改訂VESA Adaptive-Sync CTS / DisplayHDR CTS などの別系統 標準 で進行 しています(本サイトでは現時点で v2.0 を最新 メジャー 版 として扱います)。

DisplayID v2.0 の特徴 — 「データ ブロック」モジュラー 構造

DisplayID v2.0 は VESA 公式 アナウンスで 「モジュラー 構造 — 個別 に定義 された自己 完結 型 フォーマットの データ ブロック」 と説明されています。EDID 128 バイト 固定 ブロック が 歴史的 経緯で項目 順序 と バイト 位置 が固定 されているのに対し、DisplayID は 必要な機能 だけを データ ブロック として宣言できます。

代表的な データ ブロック の種類(Wikipedia / VESA DisplayID 仕様 由来):

  • Product Identification(メーカー 名・製品 名・シリアル 番号 等)
  • Display Parameters(物理 寸法・色域・輝度 等)
  • Type I 〜 Type X 詳細 タイミング ブロック(解像度 × リフレッシュレート × タイミング パラメータ)
  • Type VII 詳細 タイミング ブロック 改訂 1DSC pass-through 対応 ディスクリプタDisplay Stream Compression 経路を含む)
  • Range Limits(対応 リフレッシュレート 範囲 — Adaptive-Sync / VRR レンジ の宣言)
  • Tile Display Topology(複数 タイル 構成の物理 配置 — 4K の MST 接続 や ベゼル レス 配列 等)

各 ブロック は 最大 256 バイト の可変 長で、必要な機能 だけを 並べる設計です(EDID のような固定 バイト 位置 への 詰め込み制約 が無くなる)。

DisplayID Extension Block — 既存 E-EDID への内包

現行 モニター で 完全 移行(E-EDID 基本 ブロック 廃止 → DisplayID 単独)は進んでいません。代わりに 「E-EDID 1.4 基本 ブロック 128 バイト + 拡張 ブロック として DisplayID Extension Block を含む」 という共存 構成 が普及 しています:

  • PC / GPU / OS 側 は 従来 通り EDID 基本 ブロック を読み出して 基本 機能(メーカー 名・ネイティブ 解像度 等)を確保
  • 対応 ソフトウェアDisplayID Extension Block を解析して HDR / Adaptive-Sync / タイル 表示 / DSC など 拡張 機能 を取得
  • 非対応 古い OS / GPU でも EDID 基本 ブロック で プラグ アンド プレイ が成立 する後方 互換性

これにより、1 機種 で EDID + DisplayID の両方 を返す実装が現行 主流 で、本サイトでも 個別 機種 が DisplayID 単独 を採用していると断定する記述は行いません(メーカー 公式 仕様 に明記された対応 機能 のみを 記載 します)。

物理 層 — DDC(EDID 経路)の継承

DisplayID も EDID と同じ DDC(Display Data Channel)系統 で読み出 されます。VESA は E-DDC(Enhanced Display Data Channel)v1.2 を策定 し、最大 128 個・各 256 バイト の セグメント(合計 32 KiB まで)を I²C 経由で取得できる設計です。DisplayID Extension Block も E-DDC で取得 されるため、物理 配線 層は EDID 時代 と同じく DDC ピン(VGA / DVI / HDMI / DisplayPort / USB-C DP Alt-Mode いずれの 物理 コネクタ にも確保) を利用 します。

DisplayID と他の VESA 標準 の連携

DisplayID v2.0 が前提とする 周辺 標準:

EDID/DisplayID/DDC/CI の対比

EDID と DisplayID が モニター → PC 方向 の識別 データ 伝達 を担う「名刺」の役割 なのに対し、DDC/CIPC → モニター 方向 の コマンド 制御(輝度・入力 切替 等)を担う「リモコン」の役割 です。

標準役割方向物理 層
EDID / E-EDID識別 データ(固定 ブロック 継ぎ足し型)モニター → PCI²C アドレス x50(DDC 線)
DisplayID識別 データ(モジュラー 可変 長 ブロック)モニター → PCI²C アドレス x50(DDC 線・E-DDC 経由 で取得)
DDC/CIコマンド 制御(輝度・入力 切替 等)PC → モニター(双方向)I²C アドレス x37(DDC 線)

EDID / DisplayID = モニター の名刺DDC/CI = モニター の リモコン という整理が、現行 VESA 標準 ファミリー の関係 図 を理解する 軸 になります。

購入時の判断軸(本サイトの扱い)

DisplayID 周りで購入 判断 に影響するポイント:

  1. HDR 認定(→ DisplayHDR)— DisplayID Extension Block で HDR メタデータ を正しく返す機種 は OS の HDR 自動 切替 が確実
  2. Adaptive-Sync / VRR 対応 範囲(→ Adaptive-Sync)— DisplayID Range Limits Block で VRR レンジ を宣言(VRR レンジ/LFC も参照)
  3. DSC 対応(→ DSC)— DisplayID Type VII 改訂 1 の DSC pass-through ディスクリプタ が機種 側 で正しく実装されているか
  4. タイル 表示/MST(→ MST / DisplayPort デイジー チェーン)— Tile Display Topology Block で 物理 配列 を宣言する機種 は OS から 1 枚 の論理 ディスプレイ として扱える
  5. 接続 経路 — KVM スイッチ や 変換 アダプタ が DisplayID Extension Block を透過 しない場合、HDR / VRR / DSC 機能 が PC に届かない事例 がある

本サイトでの DisplayID の扱い方

  • 個別 製品ページ / ランキング / 比較記事 では、メーカー 公式 仕様 に明記された 対応 解像度・リフレッシュレート・HDR / VRR / DSC 仕様 のみ 記載 します(DisplayID ダンプ から推定 した値 は採用しません)
  • 「DisplayID v2.0 単独 採用」「DisplayID 完全 移行」と特定 機種 について 断定する記述 は行いません — 現行 主流 は E-EDID 基本 ブロック + DisplayID Extension Block の共存 構成 のため
  • 本サイト編集部 による DisplayID 内容 ダンプ/検証(ブロック 単位 確認 等)は実施していません
  • DisplayID オーバーライド/カスタム DisplayID 運用 は推奨せず、メーカー サポート 範囲 内 の挙動 のみ 記述 します

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