用語の概要
別表記 DyAc 2DyAc2BenQ ZOWIE DyAc 2Dynamic Accuracy 2デュアル バックライト ストロビングDual Backlight StrobingDyAcDyAc+
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解説
DyAc 2 は BenQ ZOWIE が FPS 競技向けゲーミングモニター(XL2566X+ 等)に搭載する、デュアル バックライト 構成 の バックライト ストロビング 技術です。DyAc / DyAc+ の シングル バックライト からの世代更新で、FPS 競技時の像 ぶれ低減と CRT 的なモーション再現を狙います。
本記事は ZOWIE 公式 ナレッジ ページ と 公式 製品ページ の一次情報のみから構成しており、本サイト編集部による独自のパルス幅/モーション クラリティ 計測は含みません(DyAc 2 の効果は モニター 機種+ファームウェア+表示中のコンテンツ+目との距離 の組み合わせで成立するレイヤであり、計測には専用 機材 が必要なためです)。
DyAc / DyAc+ / DyAc 2 とは(ZOWIE 公式 定義)
ZOWIE 公式は DyAc 系全体を次のように定義しています(公式 ナレッジ 原文 引用)。
“DyAc/DyAc⁺/DyAc 2 is designed to reduce motion blur in LCD displays”
“controls backlight and eliminates afterimages left by moving objects”
つまり DyAc 系は、LCD(液晶)モニター 共通の課題である サンプル&ホールド 由来の 動画 ぼけ(→ MPRT vs GtG) を、バックライト の点灯/消灯 を制御してパルス化 することで低減する、バックライト ストロビング(→ バックライト ストロビング / BFI) の ZOWIE 実装系列です。
DyAc 2 と DyAc / DyAc+ の世代差(ZOWIE 公式)
ZOWIE 公式 ナレッジ ページは DyAc 2 の世代差を次のように説明しています(原文 引用)。
“DyAc 2’s dual-backlight design creates a softer backlight for improved eye adaptation.”
“dual-backlight tech has also undergone a redesign through the addition of ZOWIE’s exclusive circuitry and firmware, which improves the simulation of CRT-like dynamic display effects.”
“single backlight utilized in DyAc / DyAc+”
“optimizes clarity for more precise aiming and rapid firing in FPS gameplay compared to DyAc/DyAc+”
ここから読み取れる世代差は次の 3 点です。
- バックライト 段数 の差 — 従来 DyAc / DyAc+ は シングル バックライト、DyAc 2 は デュアル バックライト
- 回路 と ファームウェア の再設計 — DyAc 2 は ZOWIE 独自 回路 と ファームウェア を追加して CRT 的な ダイナミック ディスプレイ 効果 の再現性を向上
- 狙う方向 — DyAc 2 は 目への馴染み(柔らかい バックライト) と FPS の照準・連射時の クラリティ を従来比で最適化
なお、DyAc / DyAc+ / DyAc 2 のいずれも LCD(液晶) モニター 向けの技術で、自発光 の OLED モニター(→ OLED パネル)には適用されません。OLED は バックライト を持たないため、別系統の像 ぶれ低減(BFI、各 ピクセル 個別 駆動)が用いられます。
DyAc 2 搭載モデル — XL2566X+(ZOWIE 公式)
ZOWIE XL2566X+ 公式 製品ページ は同機を次のように位置づけています。
“400Hz Fast-TN Gaming Monitor with DyAc 2 for Pro FPS Players”
公式仕様は次のとおりです(ZOWIE 公式 製品ページから直接引用)。
| 項目 | XL2566X+(DyAc 2 搭載) |
|---|---|
| サイズ | 24.1 inch |
| パネル方式 | Fast TN(Fast liquid crystal) |
| 解像度 | 1920×1080 |
| リフレッシュレート | 400Hz |
| 主要 接続 | DisplayPort 1.4(400Hz 駆動) |
| ストロビング | DyAc 2 |
DyAc / DyAc+ 搭載の従来モデル(例: XL2566K = 360Hz / DyAc+ 公式表記、XL2546X+ / XL2546K 系 = DyAc / DyAc+ 公式表記)と比べると、XL2566X+ は DyAc 2 への世代更新と同時に 400Hz Fast TN へ高リフレッシュ化 されているのが特徴です(ただし リフレッシュレート 上昇分の像 クラリティ 寄与と、DyAc 2 のデュアル バックライト 化による寄与は別軸 — 公式は両軸の数値分離は提示していません)。
国内発売日 / 国内価格 / 国内取扱は各メーカー 国内ページの正式発表をご確認ください(本記事の出典は ZOWIE 公式 英語 ページであり、国内 流通 情報は含みません)。
DyAc 2 と G-SYNC Pulsar の違い(中立 比較)
近年は バックライト ストロビング 系で複数のベンダー独自実装が並走しています。G-SYNC Pulsar と DyAc 2 はいずれも 動画 ぼけ 低減を狙いますが、設計思想は別物です。
- G-SYNC Pulsar(NVIDIA) — VRR(可変リフレッシュレート)と バックライト ストロビング を同時 成立 させるための「可変周波数 バックライト ストロビング」。Rolling Scan(順次走査)で 画面 上下を分割パルス。NVIDIA GeForce + 対応 G-SYNC モジュール/スケーラー + 対応 モニター の組み合わせで成立。
- DyAc 2(BenQ ZOWIE) — FPS 競技向け 固定 リフレッシュ Fast TN に特化したデュアル バックライト 設計。VRR との両立可否は ZOWIE 公式 ナレッジ ページに明示なし。
両者は 対応 GPU / VRR 連動性 / 想定 用途 / 搭載 機種 が異なるため、購入時は「Pulsar 搭載モデル」と「DyAc 2 搭載モデル」を別カテゴリで検討するのが妥当です。
DyAc 系の効果が出やすい場面 / 出にくい場面
ZOWIE 公式 ナレッジ 原文(“reduce motion blur” / “eliminates afterimages left by moving objects”)から逆算した、DyAc 系全般 の特性は次のとおりです。
効果が出やすい場面
- 横方向 に高速 パン する FPS(CS / VALORANT / Apex / Overwatch 等)
- 連射 中の 反動(リコイル)制御時の像 安定
- マウス を高速に振った時の周辺視野の被写体追従
効果が制限される場面
- ピーク 輝度 低下(バックライト パルス で 実効 輝度 が下がる — 一般に ストロビング 全般 の課題)
- フリッカー 感受性 が高い人(パルス点滅 を チラつき と感じる場合 → PWM 調光/フリッカー フリー も参照)
- VRR / G-SYNC / FreeSync 有効時の同時動作(機種ごとに排他可否が異なる — 機種 仕様 を要確認)
- HDR や 色再現 重視 の作業(ストロビング 有効時は色 再現性 や 輝度 安定性 が変動する場合あり)
DyAc 2 のデュアル バックライト 化と独自 回路/ファームウェア 追加は、上記 制限のうち「目への馴染み(=フリッカー 感)」と「FPS 競技時の クラリティ」を改善する方向の更新と ZOWIE は説明しています。
購入時の判断軸(本サイトの扱い)
DyAc 2 搭載 モニター を検討する際の判断ポイント:
- 想定 用途 — DyAc 2 搭載モデルは現状 FPS 競技向け Fast TN(XL2566X+ 等) に集中。RPG / クリエイティブ 用途は別カテゴリ
- 対応 リフレッシュレート — XL2566X+ は 400Hz 駆動が DP 1.4 経由。GPU 側 と ケーブル 側 が 400Hz に対応する必要あり
- VRR 連動 可否 — ストロビング と VRR の同時有効化 可否は機種 仕様 を要確認(ZOWIE 公式 ナレッジ ページに DyAc 2 と VRR の同時 動作 の明示なし)
- フリッカー 感受性 — バックライト ストロビング 全般 は パルス点滅 を チラつき と感じやすい人には不向きな場合あり。可能なら ストア デモ や ZOWIE 公式 動画 で確認推奨
- OLED との 棲み分け — 自発光 OLED(→ OLED パネル)は GtG が桁違いに速く、サンプル&ホールド 由来 の 動画 ぼけ は ピクセル 切替速度 で部分的に解消される。DyAc 2 は LCD の上限を超える モーション クラリティ を狙う系統 で、OLED と直接比較する指標 ではありません
本サイトでの DyAc 2 の扱い方
- 個別 製品ページ / ランキング / 比較記事 では、メーカー 公式 仕様 に DyAc 2 認定 が明記された機種のみ DyAc 2 対応として記載します
- 「DyAc 2 = CRT 並のモーション クラリティ」と一般化した記述は行いません(ZOWIE 公式 が提示する “CRT-like dynamic display effects” の再現性 向上 という文言を、出典付きで そのまま 引用する場合のみ可)
- 本サイト編集部 による DyAc 2 効果 の独自 計測 は実施していません。Blur Busters Pursuit Camera 等の第三者 計測値を参照する場合は、対象機種/計測条件/第三者 出典 を明記します
- バックライト ストロビング 全般 の比較は バックライト ストロビング / BFI を、NVIDIA 側 の同領域 技術 は G-SYNC Pulsar を参照
関連する用語集
- バックライト ストロビング / BFI(ULMB / DyAc / Pulsar) — モーション クラリティ 強化 系の上位カテゴリ。DyAc 2 はこの内の BenQ ZOWIE 独自 デュアル バックライト 実装。
- G-SYNC Pulsar — NVIDIA 側の VRR 同期 ストロビング。DyAc 2(固定リフレッシュ Fast TN 特化)と設計思想が異なる。
- MPRT vs GtG — DyAc 2 が主に短縮するのは MPRT(サンプル&ホールド 由来 動画 ぼけ)側。
- 応答速度(GtG) — DyAc 2 は GtG を直接短くする技術ではなく、バックライト 点灯時間 を絞ることで モーション クラリティ を強化する系統。
- リフレッシュレート — DyAc 2 搭載の XL2566X+ は 400Hz Fast TN。
- 入力 遅延(インプット ラグ) — ストロビング 有効時の 入力 遅延 増分の有無は機種 仕様 を要確認。
- 可変オーバードライブ/オーバーシュート — ストロビング 系は GtG パルス整合のため オーバードライブ 設定 が固定化される場合あり。
- モニター OSD ゲーミング 機能 — DyAc 2 の ON/OFF / レベル選択 は OSD 側で実施。
- VESA ClearMR — モーション クラリティ の VESA 標準 指標。DyAc 2 単体 の 認定有無 とは別軸。
- PWM 調光/フリッカー フリー — バックライト ストロビング 全般 は パルス点滅 系であり、PWM 調光 とは別概念だがフリッカー 感受性 の議論は重なる。
参考リンク
選び方・ランキングで活用する
参照元(一次ソース)
本用語の説明は次の一次ソース(規格団体・メーカー公式資料など)を参照しています。