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編集部の解説
結論を急ぐ人へ
- フル HD 競技 FPS をシングルプレイで安定して回したい / 価格帯と Gen5 SSD の将来性を取りたい → LEVEL-R789-265F-TKX (Intel Core Ultra 7 265F + RTX 5070 12GB + 1TB Gen5 NVMe)
- WQHD - 4K 帯や配信併用・長期保有を視野に入れる / VRAM 16GB + 32GB メモリ + AIO クーラーで余裕を持たせたい → LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX (AMD Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti 16GB + 240mm AIO + 850W Gold)
- 両機種とも 同じパソコン工房 (iiyama PC) ブランドの ATX ミドルタワー FPS BTO、1TB NVMe SSD、Windows 11 Home、標準 1 年保証 (延長プランあり) で、住み分け軸は CPU プラットフォーム・GPU クラス・メモリ容量・電源と CPU クーラーの 4 点に集約される
同社 FPS BTO の Intel vs AMD ツートップ
パソコン工房 LEVEL-R789-265F-TKX と LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX は、いずれも同じ iiyama PC ブランドの ATX ミドルタワー FPS 向け BTO で、CPU プラットフォームと GPU クラスを軸に住み分ける 2 機種です。
- LEVEL-R789-265F-TKX: Intel Core Ultra 7 265F + RTX 5070 12GB + 16GB DDR5 + 1TB Gen5 NVMe + 750W 80PLUS Bronze + 空冷 + ATX ミドルタワー + Windows 11 Home + 1 年保証
- LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX: AMD Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti 16GB + 32GB DDR5 + 1TB Gen4 NVMe + 850W 80PLUS Gold + 240mm 簡易水冷 (AIO) + ATX ミドルタワー + Windows 11 Home + 1 年保証
ブランド・OS・標準保証年数 (1 年) ・ストレージ容量 (1TB) ・筐体クラス (ATX ミドルタワー) は揃っていて、差が出るのは『CPU プラットフォーム』『GPU クラスと VRAM』『メモリ容量』『SSD インターフェース』『電源容量と認証グレード』『CPU クーラー方式』の 6 点です。
数値はすべてパソコン工房公式販売ページのメーカー公開仕様で、当サイト独自の実機計測値ではありません。
CPU プラットフォームとメモリ容量
| 項目 | LEVEL-R789-265F-TKX | LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 7 265F (Arrow Lake-S / 20 コア 20 スレッド / P 8 + E 12) | AMD Ryzen 7 9800X3D (Zen 5 / 8 コア 16 スレッド / 最大 5.2GHz / 3D V-Cache) |
| メモリ | 16GB DDR5 | 32GB DDR5 |
CPU はプラットフォームから別物です。LEVEL-R789-265F-TKX の Intel Core Ultra 7 265F は最新の Arrow Lake-S 世代で、P コア 8 + E コア 12 の合計 20 コアという多コア寄りの構成。ゲーム単体だけでなく、配信エンコード・OBS・録画・チャットツール・ブラウザを並行で動かす場面でコア数の余裕が効きやすい、というのが一般的な評価です。
LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX の AMD Ryzen 7 9800X3D は AMD 公式仕様で 3D V-Cache 搭載を明記したモデルで、L3 キャッシュ依存度の高い VALORANT・Apex Legends・Counter-Strike 2 等の競技 FPS タイトルで CPU 律速のシーンを引き上げやすい、というのが一般的な評価です。8 コア 16 スレッドはゲーム用途で十分なコア数として広く認識されています。
メモリは 16GB と 32GB で 容量が 2 倍 違います。フル HD 競技 FPS だけを単独でプレイする前提なら 16GB でも実用上の不足は出にくいですが、配信・録画・複数アプリを並行運用すると 32GB の余裕が効きやすくなります。LEVEL-R789-265F-TKX 側も購入時の BTO カスタマイズで 32GB / 64GB へ増設可能です。
GPU クラスと SSD インターフェース
| 項目 | LEVEL-R789-265F-TKX | LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX |
|---|---|---|
| GPU | GeForce RTX 5070 12GB (GDDR7) | GeForce RTX 5070 Ti 16GB (GDDR7) |
| ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD (PCIe Gen5×4) | 1TB NVMe M.2 SSD (PCIe Gen4) |
GPU は RTX 5070 と RTX 5070 Ti で、メーカー公式仕様の VRAM 容量とメモリバス幅が以下のように分かれます。
- RTX 5070: GDDR7 12GB / 192-bit
- RTX 5070 Ti: GDDR7 16GB / 256-bit
フル HD 競技 FPS の上限フレームレートは両機種とも十分に引き出せます。差が体感しやすいのは WQHD - 4K 帯・高解像度テクスチャ MOD ・配信エンコード・複数モニター運用などで、ここで VRAM 容量とメモリバンド幅で上回る RTX 5070 Ti のマージンが効きやすい、というのが一般的な評価です。
SSD は同じ 1TB ですが、インターフェースが Gen5×4 と Gen4 で異なります。理論帯域では Gen5 が Gen4 の約 2 倍ですが、ゲームのロード時間は DirectStorage 等の API 対応タイトル以外では Gen4 と Gen5 の差が体感しにくい、というのが一般的な評価です。将来の DirectStorage 対応タイトルが増えた局面では Gen5 側にマージンがあり、長期保有を意識する場合は Gen5 を載せた LEVEL-R789-265F-TKX 側に構造的な余裕があります。
電源と CPU クーラー
| 項目 | LEVEL-R789-265F-TKX | LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX |
|---|---|---|
| 電源 | 750W 80PLUS BRONZE | 850W 80PLUS GOLD ATX |
| CPU クーラー | 空冷 (タワー型 CPU ファン) | 240mm 簡易水冷 (AIO) |
| 筐体 | ATX ミドルタワー | ATX ミドルタワー |
電源は容量と認証グレードの両面で LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX が上です。80PLUS の認証グレードは負荷時の電源変換効率の保証ラインを示す規格で、BRONZE が 20%/50%/100% 負荷時に 82%/85%/82% 以上、GOLD が 87%/90%/87% 以上を満たすラインです。RTX 5070 Ti を搭載する LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX 側は GPU の最大消費電力が大きいため、容量と効率の両方にマージンを確保した構成です。LEVEL-R789-265F-TKX 側も購入時 BTO で 850W GOLD への変更が用意されており、長期保有・将来の GPU 交換を視野に入れるならカスタマイズ時に併せて検討する形になります。
CPU クーラーは空冷と 240mm AIO で、ラジエーター面積で AIO 側が上回ります。Intel Core Ultra 7 265F は前世代の Core i7 より TDP 公式値を抑えた Arrow Lake-S 世代で、ゲーム用途では空冷でも収まりやすい、というのが一般的な評価です。Ryzen 7 9800X3D は 3D V-Cache 搭載モデルとして発熱がコントロールされた CPU ですが、240mm AIO のラジエーター面積を確保することで長時間負荷時のファン回転数を抑えやすく、結果として静音性で構造的に有利になりやすい、というのが一般的な評価です。
筐体は両機種とも ATX ミドルタワー で揃っており、設置場所のフットプリントはおおむね同等です。
OS と保証
| 項目 | LEVEL-R789-265F-TKX | LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 Home (DSP 版) | Windows 11 Home (DSP 版) |
| 標準保証 | 1 年 (有償延長 3 年 / 4 年あり) | 1 年 (有償延長 3 年 / 4 年あり) |
OS と標準保証年数は 同じ Windows 11 Home + 標準 1 年 で揃っています。3 年以上カバーしたい場合は購入時に有償延長プランを付ける運用になります。マウスコンピューター G TUNE シリーズの『標準 3 年保証 + 24h×365 電話サポート』と比べると、購入時点での価格と延長プラン費用を合算して見比べる必要があります。
仕様まとめ
| 項目 | LEVEL-R789-265F-TKX | LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 7 265F (20C/20T) | AMD Ryzen 7 9800X3D (8C/16T / 3D V-Cache) |
| GPU | GeForce RTX 5070 12GB GDDR7 | GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 |
| メモリ | 16GB DDR5 | 32GB DDR5 |
| ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD (PCIe Gen5×4) | 1TB NVMe M.2 SSD (PCIe Gen4) |
| 電源 | 750W 80PLUS Bronze | 850W 80PLUS Gold |
| CPU クーラー | 空冷 (タワー型 CPU ファン) | 240mm 簡易水冷 (AIO) |
| 筐体 | ATX ミドルタワー | ATX ミドルタワー |
| OS | Windows 11 Home (DSP 版) | Windows 11 Home (DSP 版) |
| 標準保証 | 1 年 (有償延長 3 年 / 4 年) | 1 年 (有償延長 3 年 / 4 年) |
こんな人にはどっち
- フル HD 競技 FPS をシングルプレイで安定して回したい / 多コア CPU で配信エンコードや並行作業もこなしたい / Gen5 SSD の将来性を確保したい: LEVEL-R789-265F-TKX。Intel Core Ultra 7 265F の 20 コア構成と PCIe Gen5×4 SSD の組み合わせは、ゲームと並行する作業や長期保有での『将来の API 対応』マージンの取り方として整理しやすい構成です。
- WQHD - 4K 帯 AAA タイトルや配信併用も視野に入れる / 競技 FPS の CPU 律速シーンを Ryzen X3D の 3D V-Cache で引き上げたい / 32GB メモリ + 16GB VRAM + AIO クーラーで余裕を持たせたい: LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX。Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti 16GB + 850W Gold + 240mm AIO の組み合わせは、競技 FPS と AAA タイトルを 1 台で兼ねる『中〜高負荷を長く回す』構成として整理しやすい仕様です。
両機種とも同じパソコン工房 (iiyama PC) ブランドの ATX ミドルタワー FPS BTO で、ブランド / OS / 筐体クラス / ストレージ容量 / 標準保証年数は揃っています。住み分けは CPU プラットフォーム (Intel 多コア vs AMD 3D V-Cache) / GPU クラスと VRAM (5070 12GB vs 5070 Ti 16GB) / メモリ容量 (16GB vs 32GB) / 電源と CPU クーラー (750W Bronze 空冷 vs 850W Gold 240mm AIO) の 4 点に集約されます。
関連コンテンツ
各機種の単独ページ (LEVEL-R789-265F-TKX / LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX) では、本比較で扱いきれなかった項目(マザーボード チップセット詳細・拡張スロット構成・付属品・寸法・標準同梱品など)もメーカー公式仕様から個別の出典付きで掲載しています。
本比較で扱った 2 機種を含むランキングは FPS・eスポーツ向け ゲーミングPC ランキング を参照してください。同ランキング内の隣接ペアは LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX vs GALLERIA XDR7A-R57-GD・LEVEL-R7B6-LCR98D-UKX vs G TUNE FG-A7G70・GALLERIA XDR7A-R57-GD vs LEVEL-R789-265F-TKX で個別に直接比較しています。WQHD - 4K 帯の AAA タイトル寄り構成は AAA・4K 向け ゲーミングPC ランキング を、競技 FPS で 240Hz 以上のゲーミングモニターを合わせる場合は 240Hz ゲーミングモニター ランキング と FPS 向け ゲーミングモニター ランキング もあわせて参照してください。ゲーミングPC カテゴリ全体は ゲーミングPC/BTO トップ から探せます。
選び方の基礎は ゲーミングPC の選び方 で確認できます。用語集では GPU クラス ・VRAM (GPU メモリ) ・80PLUS 認証 ・PCIe Gen5 SSD ・AIO (簡易水冷) クーラー ・CPU 3D V-Cache ・CPU の P コアと E コア を参照してください。
参照元(メーカー公式仕様など)
比較に用いた一次ソースです。各スペック値は表内の出典リンクからも個別に確認できます。