本ページで比較する2機種
- カテゴリ
- ゲーミングキーボード
- 比較項目
- 9項目(差分 2)
- 最終更新
スペック比較表
数値はすべてメーカー公式仕様(spec_source)に基づきます。両機種で値が異なる項目はハイライト表示しています。
| 項目 | APRO X TKL RAPID | BApex Pro TKL Gen 3 |
|---|---|---|
| レイアウト | TKL(80%) 出典: logitechg.com | TKL(80%) 出典: steelseries.com |
| スイッチタイプ | 磁気(ホール効果/ラピッドトリガー) 出典: logitechg.com | 磁気(ホール効果/ラピッドトリガー) 出典: steelseries.com |
| スイッチブランド | Logitech Magnetic Analog Switch (Hall effect, 27gf) 出典: logitechg.com | OmniPoint 3.0 HyperMagnetic (Gateron 製ホール効果) 出典: steelseries.com |
| ホットスワップ対応 | 対応 出典: logitechg.com | 非対応 出典: steelseries.com |
| 接続方式 | 有線 出典: logitechg.com | 有線 出典: steelseries.com |
| ポーリングレート | 1000 Hz 出典: logitechg.com | 1000 Hz 出典: steelseries.com |
| 配列 | 英語(US) 出典: logitechg.com | 英語(US) 出典: steelseries.com |
| RGBバックライト | 対応 出典: logitechg.com | 対応 出典: steelseries.com |
| バッテリー駆動時間 | — 出典: logitechg.com | — 出典: steelseries.com |
編集部の解説
結論を急ぐ人へ
- Dual Actuation+完全アナログ入力+ホットスワップ(磁気スイッチ専用ソケット)+ボリュームローラー/メディアコントロール+ G HUB/LIGHTSYNC RGB/Logitech G 周辺機器で揃える前提 → Logicool G PRO X TKL RAPID
- OmniPoint 3.0 HyperMagnetic(40 段階可変)+ Rapid Tap(SOCD)+ Protection Mode+ Game-Ready Presets + OLED ディスプレイ+アルミトッププレート+ SteelSeries GG/SteelSeries 周辺機器(Aerox / Arctis)で揃える前提 → SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3
- 両モデルとも ラピッドトリガー対応 TKL 磁気ホール効果・有線 USB-C 接続・0.1〜4.0mm の範囲で可変アクチュエーション・1000Hz ポーリング・Doubleshot PBT キーキャップ・per-key RGB という競技仕様のコアは揃っている
磁気ホール効果 1000Hz の TKL 同士 — Dual Actuation と OmniPoint 3.0 で設計思想が分かれる
Logicool G PRO X TKL RAPID と SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3 は、ラピッドトリガー対応 TKL の中でも どちらも磁気ホール効果スイッチを採用する 1000Hz 同士の直接対決機 です。検知方式の大カテゴリは揃っており、両モデルとも『0.1〜4.0mm の範囲で任意のアクチュエーション距離を指定できる』というラピッドトリガーの中核要件を満たします。
8000Hz ポーリング側の TKL 磁気/光学帯(Wooting 80HE と Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless 8KHz の比較)とは別に、1000Hz ポーリングのプレミアム TKL 磁気帯として本記事の 2 機種は位置付けられます。
- Logicool G PRO X TKL RAPID: TKL・Logitech Magnetic Analog Switch(Hall effect・27gf 操作力)・0.1〜4.0mm 連続可変・Dual Actuation・完全アナログ入力・ホットスワップ可(磁気スイッチ専用ソケット)・ボリュームローラー/メディアコントロール・Doubleshot PBT・LIGHTSYNC per-key RGB
- SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3: TKL・OmniPoint 3.0 HyperMagnetic(Gateron 製ホール効果)・0.1〜4.0mm を 40 段階可変・Rapid Tap(SOCD)・Protection Mode・Game-Ready Presets・OLED ディスプレイ・アルミトッププレート・ホットスワップ非対応・Doubleshot PBT・per-key RGB
両モデルとも有線 USB-C 接続、ラピッドトリガー対応、1000Hz ポーリング、Doubleshot PBT キーキャップ、per-key RGB を共通で備えます。差は『アクチュエーション UI(連続 vs 40 段階)』『独自機能(Dual Actuation/完全アナログ入力 vs Rapid Tap/Protection Mode/Game-Ready Presets)』『ハードウェア拡張(ボリュームローラー vs OLED ディスプレイ)』『ホットスワップ可否』『ビルド(標準 vs アルミトッププレート)』『エコシステム(G HUB vs SteelSeries GG)』の 6 点に集約されます。
数値はすべて両社の公式仕様で、当サイト独自の実機計測値ではありません。
スイッチとアクチュエーション設計
| 項目 | Logicool G PRO X TKL RAPID | SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3 |
|---|---|---|
| スイッチ方式 | 磁気(ホール効果) | 磁気(ホール効果) |
| スイッチ名 | Logitech Magnetic Analog Switch | OmniPoint 3.0 HyperMagnetic(Gateron 製) |
| 操作力 | 27gf | 公式表記なし |
| アクチュエーション距離 | 0.1〜4.0mm(0.1mm 精度・連続可変) | 0.1〜4.0mm(40 段階) |
| ラピッドトリガー | 対応 | 対応 |
| Dual Actuation | 対応(公式機能名) | — |
| 完全アナログ入力 | 対応 | — |
| SOCD 系機能 | — | Rapid Tap(公式機能名) |
| ホットスワップ | ◯(磁気スイッチ専用ソケット) | ✕(OmniPoint 3.0 専用ソケット) |
両モデルとも 0.1mm の最小単位でアクチュエーションを変更できる前提は揃っており、ラピッドトリガーの精度自体は実用上ほぼ僅差です。SteelSeries の『40 段階』は 4.0mm ÷ 40 段 = 0.1mm 刻みに相当し、UI 上の表現の差(スライダーが連続表示か段階表示か)として現れます。
設計思想の差は『Logitech がアナログ入力の汎用性と Dual Actuation でレイヤー的な運用を提案する方向』『SteelSeries が SOCD(Rapid Tap)と Game-Ready Presets で競技向けの即戦力テンプレートを揃える方向』にあります。Logitech 側の Dual Actuation は 1 つのキーに浅い/深い 2 つの動作を割り当てる機能で、たとえば浅押しで歩き/深押しで走り、といったレイヤー的な運用が可能です。完全アナログ入力 はゲームパッドのスティック相当の連続入力をキーから出せる仕組みで、対応タイトルでの細かい移動コントロールに使えます。
ホットスワップに関しては、両モデルとも 磁気スイッチ専用ソケット で MX 互換メカニカルスイッチをそのまま差せるわけではありません。Logicool G PRO X TKL RAPID は公式仕様でホットスワップ対応 で、対応する磁気ホール効果スイッチに限って差し替えが可能です。SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3 は OmniPoint 3.0 専用ソケットでホットスワップ非対応 であり、出荷時の OmniPoint 3.0 セッティングで完成形を得る前提です。
ポーリングレートと 8000Hz 帯との関係
- Logicool G PRO X TKL RAPID: 1000Hz polling(公式仕様)
- SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3: 1000Hz polling(公式仕様)
両モデルとも公式仕様で 1000Hz ポーリングです。8000Hz ポーリングを公式で提供する同フォームファクター帯の Wooting 80HE(真の 8 kHz Tachyon Mode)/Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless 8KHz(HyperPolling 8000Hz)とは、出力ポーリングレートの公式値が異なります。
8000Hz の理論メリットを引き出すには『240Hz 以上の高リフレッシュレートモニター』『CPU 余力』『ゲーム側の高ポーリング対応』の 3 点が揃う必要があります。これらが整わない環境では 1000Hz との実効差は小さくなる、というのが一般的な評価です。ラピッドトリガー機能の本質は『キーをどれだけ戻したらリリース判定するか』を最小化する点にあり、リリース距離の最小化はポーリングレートとは独立して効きます。
『1000Hz 帯のアクチュエーション設計と拡張機能を取るか』『8000Hz 帯の理論最小レイテンシを取るか』が、本記事 2 機種と 8000Hz 帯 2 機種を分ける一次判断軸になります。
ハードウェア拡張 — ボリュームローラー vs OLED ディスプレイ
両モデルとも『キーボード単体でメディア/プロファイル系の操作を完結させる』方向は共通ですが、ハードウェアの実装が分かれます。
Logicool G PRO X TKL RAPID は公式仕様で ボリュームローラーとメディアコントロール を搭載しています。配信・通話時の音量微調整や、ゲームと Discord の音量バランスをハードウェアで物理的に切り替える運用に向きます。ロータリー入力(ホイール)のため、視線をキーボードに移さず指先操作で完結できる UX が特徴です。
SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3 は公式仕様で OLED ディスプレイ を搭載しています。プロファイル切替表示、Discord 通知、Tidal トラック表示、GIF アニメーション表示など SteelSeries GG(PC アプリ)の機能と連携します。視覚情報を提示する用途(プロファイル名の確認・通知の常時表示)に向きます。
『耳で合わせるアナログ系の物理ロータリー(Logitech)』『目で確認するデジタル系の OLED 表示(SteelSeries)』という対比で、キーボード単体に追加する機能の方向性が分かれている構図です。
キーキャップ・打鍵感・ビルド
| 項目 | Logicool G PRO X TKL RAPID | SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3 |
|---|---|---|
| キーキャップ | Doubleshot PBT | Doubleshot PBT |
| トッププレート | 公式表記なし | アルミトッププレート |
| RGB | LIGHTSYNC per-key | per-key RGB |
| ホットスワップ | ◯(磁気スイッチ専用ソケット) | ✕ |
両モデルとも公式仕様で Doubleshot PBT キーキャップ を採用しており、出荷時点で耐摩耗性の高い PBT 二色成形キーキャップが付属する点は揃います。差は SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3 が公式仕様でアルミトッププレートを採用 している点で、剛性と質量を持たせた設計です。Logicool 側はホットスワップ可(磁気スイッチ専用ソケット)で出荷後のスイッチ差し替えを許容する設計、SteelSeries 側はホットスワップ非対応で OmniPoint 3.0 + アルミトッププレートの完成度に振った設計、という方向性の違いになります。
出荷後にスイッチを差し替えて打鍵感を作り込みたいなら Logicool 側、出荷時の完成度(OmniPoint 3.0 + アルミトッププレート)を一発で得たいなら SteelSeries 側、という選択軸になります。
SOCD・拡張機能・ソフトウェア
- Logicool G PRO X TKL RAPID: Rapid Trigger/Dual Actuation/完全アナログ入力/ボリュームローラー/メディアコントロール/G HUB(プロファイル・LIGHTSYNC RGB・Dual Actuation 設定)
- SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3: Rapid Trigger/Rapid Tap(SOCD)/Protection Mode/Game-Ready Presets/OLED ディスプレイ/SteelSeries GG(プロファイル・per-key RGB・OmniPoint 設定・OLED 表示・Game-Ready Presets 統合)
SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3 が Rapid Tap という SOCD クリーナー を公式機能名で提供しているのに対し、Logicool G PRO X TKL RAPID は『Dual Actuation』『完全アナログ入力』を磁気アナログの強みとして打ち出している構図です。Rapid Tap / Snap Tap / Rappy Snappy といった SOCD 系機能は VALORANT など一部競技タイトルで使用が制限される場合があるため、所属リーグ・大会のレギュレーションを必ず確認してから設定してください。
ソフトウェア面では、Logitech は G HUB で『G PRO X SUPERLIGHT 2 / G PRO X 2 LIGHTSPEED など Logitech G 周辺機器横断のプロファイル管理』、SteelSeries は SteelSeries GG で『Aerox / Arctis Nova Pro Wireless など SteelSeries 周辺機器横断のプロファイル + Game-Ready Presets + Engine + Sonar』を統合する設計です。SteelSeries GG には Game-Ready Presets(タイトル別の推奨アクチュエーション設定) が公式提供されており、設定の出発点をテンプレートから始めたい用途では SteelSeries 側が利用しやすい構成です。
Protection Mode は SteelSeries 側の独自機能で、シフトキーやスペースキーなど特定キーを「押下中は他キーの誤入力を防止する」モードに切り替える仕組みです。Rapid Trigger の高感度設定と組み合わせて、誤爆を抑える運用に向きます。
仕様まとめ表
| 項目 | Logicool G PRO X TKL RAPID | SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3 |
|---|---|---|
| レイアウト | TKL(80%) | TKL(80%) |
| レイアウト言語 | 英語(US) | 英語(US) |
| スイッチ方式 | 磁気(ホール効果) | 磁気(ホール効果) |
| スイッチ名 | Logitech Magnetic Analog Switch(27gf) | OmniPoint 3.0 HyperMagnetic(Gateron 製) |
| アクチュエーション距離 | 0.1〜4.0mm(0.1mm 精度・連続可変) | 0.1〜4.0mm(40 段階) |
| ラピッドトリガー | 対応 | 対応 |
| Dual Actuation | 対応 | — |
| 完全アナログ入力 | 対応 | — |
| SOCD 系機能 | — | Rapid Tap |
| 独自セーフティ機能 | — | Protection Mode |
| プリセット | — | Game-Ready Presets |
| ハードウェア拡張 | ボリュームローラー/メディアコントロール | OLED ディスプレイ |
| ポーリングレート | 1000Hz | 1000Hz |
| ホットスワップ | ◯(磁気スイッチ専用ソケット) | ✕(OmniPoint 3.0 専用) |
| 接続 | 有線 USB-C | 有線 USB-C |
| キーキャップ | Doubleshot PBT | Doubleshot PBT |
| トッププレート | 公式表記なし | アルミトッププレート |
| RGB | LIGHTSYNC per-key | per-key RGB |
| 制御ソフト | G HUB | SteelSeries GG |
こんな人にはどっち
- Dual Actuation(1 キーに浅/深 2 動作)+完全アナログ入力/ホットスワップで磁気スイッチを差し替えたい/ボリュームローラーで音量を物理ロータリー操作したい/Logitech G 周辺機器(G PRO X SUPERLIGHT 2 / G PRO X 2 LIGHTSPEED など)で揃えたい: Logicool G PRO X TKL RAPID。Logitech Magnetic Analog Switch(27gf)、0.1〜4.0mm 連続可変、Dual Actuation、完全アナログ入力、Doubleshot PBT、LIGHTSYNC per-key RGB、ボリュームローラー/メディアコントロール、G HUB 統合を備えた構成です。
- OmniPoint 3.0 HyperMagnetic(40 段階可変)+ Rapid Tap(SOCD)+ Protection Mode+ Game-Ready Presets(タイトル別推奨設定)+ OLED ディスプレイ+アルミトッププレート/ SteelSeries 周辺機器(Aerox / Arctis Nova Pro Wireless)で揃えたい: SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3。OmniPoint 3.0 HyperMagnetic、0.1〜4.0mm を 40 段階可変、Rapid Tap、Protection Mode、Game-Ready Presets、Doubleshot PBT、per-key RGB、OLED ディスプレイ、アルミトッププレート、SteelSeries GG 統合を備えた構成です。
両モデルとも ラピッドトリガー対応 TKL 磁気ホール効果・有線 USB-C 接続・0.1〜4.0mm の範囲で可変アクチュエーション・1000Hz ポーリング・Doubleshot PBT キーキャップ・per-key RGB という競技仕様のコアは揃っています。差が出るのは『アクチュエーション UI(連続 vs 40 段階)』『独自機能(Dual Actuation/完全アナログ入力 vs Rapid Tap/Protection Mode/Game-Ready Presets)』『ハードウェア拡張(ボリュームローラー vs OLED ディスプレイ)』『ホットスワップ可否』『ビルド(標準 vs アルミトッププレート)』『エコシステム(G HUB vs SteelSeries GG)』の側だけです。
関連コンテンツ
各機種の単独ページ (Logicool G PRO X TKL RAPID / SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3) では、本比較で取り上げきれなかった項目(本体寸法・重量・付属品など)もメーカー公式仕様から個別の出典付きで掲載しています。
本比較で扱った 2 機種を含むランキング全体は ラピッドトリガー対応 ゲーミングキーボード おすすめランキング を参照してください。8000Hz 帯の同フォームファクター(TKL 磁気 vs アナログ光学)対決は Wooting 80HE と Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless 8KHz の比較、60% 帯の磁気 vs アナログ光学対決は Wooting 60HE v2 と Razer Huntsman V3 Pro Mini の比較 を併せてご覧ください。60% で SteelSeries 側の同シリーズ対案は SteelSeries Apex Pro Mini Gen 3(OmniPoint 3.0 HyperMagnetic・40 段階可変・1000Hz・Rapid Tap・アルミトッププレート)が比較候補に入ります。
ゲーミングキーボード カテゴリ全体は ゲーミングキーボード トップ から探せます。選び方の基礎は ゲーミングキーボードの選び方ガイド で、スイッチ方式・レイアウト・接続方式・ラピッドトリガーの優先軸を整理しています。
本比較に関連する基礎用語は ラピッドトリガー / 磁気スイッチ(ホール効果スイッチ) / SOCD / Snap Tap / Rapid Tap / Rappy Snappy / ポーリングレート / ホットスワップ / キーボードレイアウト を参照してください。
参照元(メーカー公式仕様など)
比較に用いた一次ソースです。各スペック値は表内の出典リンクからも個別に確認できます。