用語の概要
別表記 CybeneticsCybenetics ETACybenetics LAMBDAETA DiamondETA TitaniumETA PlatinumETA GoldLAMBDA A++LAMBDA A+サイベネティクス
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解説
Cybenetics(サイベネティクス) はギリシャに本拠を置く独立試験ラボが運営する電源ユニット(PSU)認証プログラムです。ETA が 変換効率 を、LAMBDA が 動作音(dB(A)) を別々のグレードで認定する点が、効率だけを評価する 80 PLUS との大きな違いです。
近年は ASUS ROG / Corsair / MSI MEG / be quiet! / Seasonic / FSP 等のハイエンド〜ミドルレンジ電源で 80 PLUS Gold + Cybenetics PLATINUM + LAMBDA A のように 3 つ並記される事例が増え、購入比較の重要指標になりつつあります。
ETA 認証 — 変換効率(2026-06-13 時点 verbatim 引用)
ETA は 115V 入力時の総合効率 で 6 段階のティアを切ります(230V 入力では各しきい値が数 % 高く設定されています)。
| ティア | 115V 入力時の総合効率(Cybenetics 公式 verbatim) |
|---|---|
| DIAMOND | ”≥93% overall efficiency” |
| TITANIUM | ”≥91% & <93% overall efficiency” |
| PLATINUM | ”≥89% & <91% overall efficiency” |
| GOLD | ”≥87% & <89% overall efficiency” |
| SILVER | ”≥85% & <87% overall efficiency” |
| BRONZE | ”≥82% & <85% overall efficiency” |
出典: Cybenetics — ETA Certification
ETA は効率の単一スコアだけでなく、電圧/リプル、力率、ノイズ、温度、待機電力(vampire power)、5VSB レール効率まで合わせて評価する設計になっています。80 PLUS が 3〜4 点の負荷率で測定するのに対し、ETA は 1,450 種類以上の負荷組合せ × 最大 25,000 ポイントを実測する点が公式に明記されています(About ETA Certification)。
LAMBDA 認証 — 動作音(2026-06-13 時点 verbatim 引用)
LAMBDA は静音性能の認証で、A++ から Standard までの 7 ティアを dB(A) で区分します。
| ティア | dB(A) 範囲(Cybenetics 公式 verbatim) |
|---|---|
| A++ | ”< 15 dB(A)“ |
| A+ | “≥15 dB(A) & <20 dB(A)“ |
| A | ”≥20 dB(A) & <25 dB(A)“ |
| A- | ”≥25 dB(A) & <30 dB(A)“ |
| Standard ++ | “≥30 dB(A) & <35 dB(A)“ |
| Standard + | “≥35 dB(A) & <40 dB(A)“ |
| Standard | ”≥40 dB(A) & <45 dB(A)” |
出典: Cybenetics — LAMBDA Certification
dB(A) は対数スケールなので、A++(< 15 dB(A))と Standard(40 dB(A) 台)では体感差が大きいことに注意してください。LAMBDA は dB を音圧へ換算してから平均化し、再度 dB(A) に戻して表記する手順を採っていることが公式に明記されています。
80 PLUS との関係
| 観点 | 80 PLUS | Cybenetics ETA / LAMBDA |
|---|---|---|
| 運営元 | Clearesult(米国) | Cybenetics Labs(ギリシャ) |
| 評価対象 | 変換効率のみ | ETA = 効率、LAMBDA = 動作音 |
| 効率の測定点数 | 3〜4 負荷率 | 1,450 種類以上の負荷組合せ・最大 25,000 ポイント |
| ティア表記 | Standard / Bronze / Silver / Gold / Platinum / Titanium | ETA: BRONZE / SILVER / GOLD / PLATINUM / TITANIUM / DIAMOND / LAMBDA: Standard / Standard+ / Standard++ / A- / A / A+ / A++ |
| 入力電圧 | 115V / 230V 別評価 | 115V / 230V 別評価 |
| 公的位置付け | ボランタリー認証 | ボランタリー認証 |
両者は 競合ではなく補完関係で、近年は 80 PLUS Gold / Cybenetics PLATINUM のように 同一電源が両方の認証を取得する例が標準的です。80 PLUS は対応グレード、Cybenetics ETA は実機相当の効率カーブ、LAMBDA は静音性を別観点で確認できるため、ハイエンド電源を選ぶ際は 3 つを揃えて比較するのが合理的です。
実用上のチェックポイント
- 80 PLUS Gold ≒ Cybenetics GOLD ではない。80 PLUS Gold は決められた負荷点で効率を満たすことを保証しますが、Cybenetics ETA GOLD は 広範な負荷組合せでの平均効率 が 87〜89% に収まることを意味します。同一電源で 80 PLUS Gold / Cybenetics PLATINUM といったズレが普通に起こります。
- 静音性は LAMBDA で別軸チェック。ファンレスや大型ファン搭載の高級電源は LAMBDA A〜A++ を取りやすく、廉価モデルは効率は高くても LAMBDA が Standard〜Standard++ に留まることがあります。水冷リグ・防音ケース運用ではむしろ LAMBDA を優先する判断もあります。
- 対象は完成品 PSU。同じプラットフォームでも OEM・販売ブランド・ファーム世代が違えば認証も別取得です。購入時は メーカー公式の SKU 単位で認証グレードを確認してください。
- 本サイトの立場: 各 PSU 個別 SKU の認証グレードを編集部実機で再測定する主張はしません。本ページの ETA / LAMBDA しきい値は Cybenetics 公式ページ verbatim のみを根拠とし、本サイトが 2026-06-13 時点で WebFetch 検証したものです。「Cybenetics 最高峰」「業界最静音」のような 最上級表現は使いません。購入候補機の認証は必ず Cybenetics の Certified Products データベースおよびメーカー公式ページで確認してください。