本ページで比較する2機種
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スペック比較表
数値はすべてメーカー公式仕様(spec_source)に基づきます。両機種で値が異なる項目はハイライト表示しています。
| 項目 | AMaxwell | BBlackShark V2 Pro (2023) |
|---|---|---|
| 接続方式 | デュアル(2.4GHz+Bluetooth) 出典: audeze.com | デュアル(2.4GHz+Bluetooth) 出典: soundguys.com |
| ドライバー口径 | 90 mm 出典: gamingtrend.com | 50 mm 出典: thetestedhub.com |
| ドライバー方式 | 平面磁界(プラナーマグネティック) 出典: pcworld.com | ダイナミック 出典: razer.com |
| 構造 | 密閉型 出典: audeze.com | 密閉型 出典: soundguys.com |
| イヤーパッド形状 | オーバーイヤー(耳全体) 出典: audeze.com | オーバーイヤー(耳全体) 出典: soundguys.com |
| マイク着脱 | 対応 出典: pcworld.com | 対応 出典: soundguys.com |
| 重量 | 490 g 出典: pcworld.com | 320 g 出典: thetestedhub.com |
| バッテリー駆動時間 | 80 時間 出典: pcworld.com | 70 時間 出典: thetestedhub.com |
| インピーダンス | 32 Ω 出典: audeze.com | — 出典: razer.com |
| 立体音響 | Tempest 3D AudioTech (PS5) 出典: gamingtrend.com | THX Spatial Audio 出典: soundguys.com |
| 主な対応プラットフォーム | PC / Mac / PS5 / PS4 / Nintendo Switch / モバイル (USB-C/3.5mm) 出典: pcworld.com | PC / Mac / PS5 / PS4 / Nintendo Switch / モバイル 出典: soundguys.com |
編集部の解説
結論を急ぐ人へ
- 90mm プラナーマグネティック + 2.4GHz + Bluetooth 5.3(LDAC / LC3plus / LE Audio)+ USB-C + 3.5mm の 4 系統接続 + AI ノイズフィルタリング ブーム マイク + Tempest 3D AudioTech(PS5 SKU)で音質と接続系統を 1 機で兼ねたい → Audeze Maxwell
- 50mm Razer TriForce Titanium + HyperSpeed Wireless 2.4GHz + Bluetooth 5.2 + 公式 320g 軽量設計 + 公式 70h バッテリー(USB-C 15 分充電で 6h) + THX Spatial Audio + HyperClear Super Wideband 取り外し式マイクで esports 競技志向に振りたい → Razer BlackShark V2 Pro (2023)
- 両モデルとも 2.4GHz 低遅延ワイヤレス・Bluetooth 同時接続・密閉オーバーイヤー・取り外し式マイクというワイヤレスゲーミングヘッドセットのコア要件は揃っている
プレミアム音質志向と esports 競技軽量志向、2 つの設計思想
Audeze Maxwell と Razer BlackShark V2 Pro (2023) は、いずれも 2026 年現行の 2.4GHz + Bluetooth デュアル接続対応ワイヤレスゲーミングヘッドセットですが、価格帯と設計思想が大きく異なります。
- Audeze Maxwell: 90mm プラナーマグネティック(平面磁界)/ 2.4GHz + Bluetooth 5.3(LDAC / LC3plus / LE Audio)+ USB-C + 3.5mm の 4 系統 / 公式 80h+ バッテリー / AI ノイズフィルタリング ブーム マイク / Tempest 3D AudioTech(PS5 SKU)
- Razer BlackShark V2 Pro (2023): 50mm Razer TriForce Titanium / Razer HyperSpeed Wireless 2.4GHz + Bluetooth 5.2 / 公式 320g 軽量 / 公式 70h バッテリー(USB-C 15 分充電で 6h) / THX Spatial Audio / HyperClear Super Wideband 取り外し式マイク
差は『ドライバー方式(平面磁界 vs ダイナミック TriForce Titanium)』『接続系統の広さ(4 系統 vs 2.4GHz + Bluetooth デュアル)』『重量(公式数値非公開 vs 320g)』『バッテリー運用思想(80h+ + 多機能 vs 70h + 急速充電による復帰性)』『空間オーディオの方向性(Tempest 3D PS5 vs THX Spatial Audio)』『マイク方式(AI フィルタリング vs Super Wideband)』に集約されます。
数値はすべて両社の公式仕様で、当サイト独自の実機計測値ではありません。
ドライバーと音響構成の差
| 項目 | Audeze Maxwell | Razer BlackShark V2 Pro (2023) |
|---|---|---|
| ドライバー方式 | 90mm プラナーマグネティック(平面磁界) | 50mm Razer TriForce Titanium(ダイナミック・3 帯独立駆動) |
| インピーダンス | 32Ω | 公式数値非公開 |
| 専用 DAC | 内蔵処理(4 系統接続) | 内蔵処理(2.4GHz + Bluetooth) |
| 空間オーディオ | Tempest 3D AudioTech(PS5 SKU) | THX Spatial Audio(PC Razer Synapse 経由) |
| ANC / Transparency | なし(密閉構造の遮音) | なし(密閉構造の遮音) |
Audeze Maxwell は『90mm プラナーマグネティック』というオーディオ機材寄りのドライバー方式を採用しているのが最大の特徴です。一般的なゲーミングヘッドセットの 40〜53mm ダイナミックドライバーよりも振動板面積が大きく、平面磁界方式特有の歪みの少なさ・分離感を訴求しています。Audeze はもともとプラナーマグネティックの据置 / モバイル両用ヘッドホンを手掛けているメーカーで、Maxwell はその技術をゲーミング向け 2.4GHz ワイヤレスに転用した位置づけの製品です。
Razer BlackShark V2 Pro (2023) は『50mm Razer TriForce Titanium』というチタンコート振動板を持つ独自ドライバーで、振動板を物理的に 3 つの領域に分割し、低域・中域・高域の 3 周波数帯を独立駆動する設計です。esports 競技で必要な足音・銃声などの定位を取りやすくする方向にチューニングされており、Razer の競技志向 BlackShark シリーズの中核ドライバーとして位置づけられています。空間オーディオは PC 環境(Razer Synapse / THX Spatial Audio アプリ)で THX Spatial Audio を有効化する構成で、esports タイトルごとに最適化されたプロファイルを切り替えられる点が訴求点です。
両モデルとも ANC(Active Noise Cancellation)は非搭載で、密閉オーバーイヤー構造によるパッシブ遮音で対応する設計です。ANC が必要なら、本対決ではなく SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless との比較 を検討するのが現実的です。
接続系統とコーデック
- Audeze Maxwell: 2.4GHz + Bluetooth 5.3(LDAC / LC3plus / LE Audio) + USB-C + 3.5mm の 4 系統
- Razer BlackShark V2 Pro (2023): Razer HyperSpeed Wireless 2.4GHz + Bluetooth 5.2 の デュアル 2 系統
接続系統の広さでは Audeze Maxwell が有利です。USB-C 有線・3.5mm アナログ・2.4GHz 低遅延・Bluetooth 5.3 ハイレゾコーデックの 4 系統を 1 台でカバーするため、「PC・PS5・Mac・スマホ・Switch を 1 台で兼ねたい」「LDAC でハイレゾ音源も鳴らしたい」「コンソール大会で 2.4GHz が禁止された場面に 3.5mm 有線で対応したい」というユーザーには Maxwell が一択に近い構成です。
Razer BlackShark V2 Pro (2023) は『2.4GHz + Bluetooth デュアル』に振り切った構成で、HyperSpeed Wireless 2.4GHz の低遅延でゲーム音、Bluetooth 5.2 でスマホ通話・着信音を同時に受ける運用に対応します。3.5mm アナログ有線と USB-C 有線(ヘッドホン側)には公式仕様としてサポートしません。esports 競技でのワイヤレス低遅延運用とスマホ Bluetooth 兼用に絞れば、BlackShark V2 Pro (2023) のデュアル接続で過不足はありません。
Bluetooth コーデックは、Maxwell が Bluetooth 5.3 で LDAC(Sony 高ビットレート)/ LC3plus(LE Audio 低遅延高音質)/ LE Audio(低消費電力高音質)に公式対応する一方、BlackShark V2 Pro (2023) は Bluetooth 5.2 で公式コーデックは SBC が基本となります。Bluetooth で音楽を高音質に再生したいなら Maxwell、Bluetooth は『スマホ通話の同時受け』に限るなら BlackShark V2 Pro (2023) で十分です。
重量とバッテリー運用の思想
- Audeze Maxwell: 公式重量数値非公開(本サイト DB は null) / 公式公称 80 時間以上 バッテリー
- Razer BlackShark V2 Pro (2023): 公式 320g / 公式公称 70 時間 バッテリー / USB-C 15 分充電で 6 時間 使用可
重量では BlackShark V2 Pro (2023) が公式 320g と明示されており、esports 競技セッションを長時間続ける用途・首や側頭部への負担を最小化したい用途に有利です。Audeze Maxwell は 90mm プラナーマグネティックドライバー + アルミニウムヨーク+スプリングスチールヘッドバンドという据置志向の構造で、一般的なダイナミックドライバー機より相応に重い装着感とされています。本サイト DB 上は Maxwell の公式重量数値を保持していません(メーカー公式ページ上の扱いから本 DB では null としています)。
単純な公称バッテリーでは Maxwell が 80 時間以上で、BlackShark V2 Pro (2023) の 70 時間を上回ります。差は約 10 時間と相対的に小さく、両モデルとも『日々の充電を強く意識せず運用できる』カテゴリには入ります。一方で BlackShark V2 Pro (2023) は USB-C 経由の急速充電に対応しており、15 分の充電で 6 時間の連続使用が可能と公式に明記されています。充電サイクルの絶対値を取るなら Maxwell、『使い切ってからすぐに復帰できる』運用性を取るなら BlackShark V2 Pro (2023)、と方向性で割り切れます。
公称値は『中音量・マイク常時オン無効・サイドトーン無効』に近い最良条件で計測されているのが一般的なため、実運用では 60〜80% 程度を想定すると現実的です。サイドトーン常時オン、Bluetooth 同時接続など電力消費が増える機能を多用すると公称値より早くバッテリーが減ります。
空間オーディオと PC / コンソール対応
- Audeze Maxwell: Tempest 3D AudioTech(PS5 SKU) + Dolby Atmos for Headphones 内蔵(Xbox SKU)
- Razer BlackShark V2 Pro (2023): THX Spatial Audio(PC Razer Synapse / THX Spatial Audio アプリ経由)
**Audeze Maxwell は『プラットフォーム別 SKU でのネイティブ空間処理』**に対応する構成で、PS5 SKU では Tempest 3D AudioTech、Xbox SKU では Dolby Atmos for Headphones が内蔵されています。PS5 ネイティブの空間処理を活かしたいなら Maxwell(PS5 SKU)が一択です。Xbox メイン運用の場合は Xbox SKU を別途検討する必要があります。
**Razer BlackShark V2 Pro (2023) は『PC 環境での THX Spatial Audio』**に振った構成で、Razer Synapse / THX Spatial Audio アプリでアクティベートして使う方式です。THX Spatial Audio は『360° オブジェクトベース空間定位』を esports タイトルごとに最適化されたプロファイルで切り替えられる点が訴求点で、Apex Legends / VALORANT / Counter-Strike など競技タイトル運用との親和性を取りに行く設計です。コンソール側では原則 2.4GHz 接続のステレオ運用が基本になります。
マイクと配信用途
- Audeze Maxwell: 取り外し式ブームマイク(AI ノイズフィルタリング機能付き)
- Razer BlackShark V2 Pro (2023): HyperClear Super Wideband 取り外し式マイク
両モデルとも取り外し式マイクで、ヘッドホン用途への切り替え時に見た目をスッキリさせる運用に対応します。Audeze Maxwell は AI ノイズフィルタリング機能をマイク側のハードウェアで処理する設計で、配信や Discord 通話で『マイク音の作り込み』を意識するユーザーに訴求点があります。
Razer BlackShark V2 Pro (2023) は HyperClear Super Wideband 取り外し式マイクを採用し、通常の音声通話帯域(Wideband 50Hz〜7kHz 程度)より広い周波数帯を収録できる Super Wideband 仕様を公式に訴求しています。声の自然さ・分離感・ボイスチャットでの聞き取りやすさを取りに行く方向で、配信や esports チームでのボイスチャット運用との親和性を狙った設計です。
配信向け/本格マイク代用としては Maxwell の AI フィルタリングが訴求点、esports チームでのボイスチャット運用や広帯域収録による声の自然さは BlackShark V2 Pro (2023) の HyperClear Super Wideband、と整理できます。
対応プラットフォーム
- Audeze Maxwell: PC / Mac / PS5 / PS4 / Nintendo Switch / モバイル(USB-C / 3.5mm 経由)。Xbox 対応の別 SKU(Dolby Atmos for Headphones 内蔵)も用意。PS5 SKU は Tempest 3D AudioTech 対応。
- Razer BlackShark V2 Pro (2023): PC / Mac / PS5 / PS4 / Nintendo Switch / モバイル。
両モデルとも PC / Mac / PS5 / PS4 / Nintendo Switch / モバイルは公式対応プラットフォームに含まれます。PS5 ネイティブの Tempest 3D AudioTech を活かしたいなら Maxwell(PS5 SKU)、Xbox メイン運用なら Maxwell の Xbox SKU が選択肢になります。BlackShark V2 Pro (2023) は単一 SKU で PC / コンソール / モバイルを兼用する構成のため、SKU 分岐を気にせず 1 台を多用途に運用したいユーザーには扱いやすい設計です。
どちらを選ぶか
- 音質を最優先・90mm プラナーマグネティックの分離感が欲しい・LDAC / LC3plus / LE Audio で Hi-Res 音源も兼用したい・4 系統接続の自由度が欲しい → Audeze Maxwell
- 公式 320g 軽量設計で長時間 esports セッションを快適にしたい・TriForce Titanium と THX Spatial Audio で定位を取りに行きたい・15 分急速充電で 6h の復帰性を取りたい → Razer BlackShark V2 Pro (2023)
- PS5 で Tempest 3D AudioTech を使いたい → Audeze Maxwell(PS5 SKU)
- Xbox メイン運用 → Audeze Maxwell(Xbox SKU・Dolby Atmos for Headphones 内蔵)
- esports 競技のシングル SKU 運用で PC / 全コンソール / モバイルを 1 機で兼ねたい → Razer BlackShark V2 Pro (2023)
- スマホ着信を Bluetooth で同時に取りながらゲーム音を 2.4GHz で受けたい → 両モデルとも対応(Maxwell は Bluetooth 5.3、BlackShark V2 Pro (2023) は Bluetooth 5.2)
- Bluetooth でハイレゾ音源を再生したい(LDAC / LC3plus / LE Audio) → Audeze Maxwell
両モデルとも 2026 年現行のワイヤレスゲーミングヘッドセットですが、Audeze Maxwell は『プレミアム音質志向 + 4 系統接続で兼用機』、**Razer BlackShark V2 Pro (2023) は『esports 競技志向 + 320g 軽量 + 急速充電で長時間競技セッション最適化』**と設計思想が明確に分かれます。ドライバー方式・接続系統の広さ・重量・バッテリー運用思想・空間オーディオの方向性を自分の用途と照らしてどう評価するかで選択が決まります。
各機種の詳細は Audeze Maxwell 製品ページ と Razer BlackShark V2 Pro (2023) 製品ページ を参照してください。同じ Audeze Maxwell との別対決は Audeze Maxwell vs HyperX Cloud III Wireless / Audeze Maxwell vs SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless / Audeze Maxwell vs Logicool G PRO X 2 LIGHTSPEED を、同じ BlackShark V2 Pro (2023) との別対決は SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless vs Razer BlackShark V2 Pro (2023) / Razer BlackShark V2 Pro (2023) vs Logicool G PRO X 2 LIGHTSPEED を併せてご覧ください。ワイヤレスヘッドセット全体のランキングは ワイヤレスゲーミングヘッドセット おすすめランキング、選び方の全体像は ゲーミングヘッドセットの選び方ガイド を併せてご覧ください。基礎用語は ヘッドセットドライバーの種類 / 空間オーディオ(Spatial Audio) / ヘッドセットマイク / アクティブノイズキャンセリング(ANC) を参照してください。
参照元(メーカー公式仕様など)
比較に用いた一次ソースです。各スペック値は表内の出典リンクからも個別に確認できます。