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ワイヤレスゲーミングヘッドセットの 2.4GHz 専用プロトコル(Quantum 2.0 Wireless / LIGHTSPEED / HyperSpeed Wireless / Audeze Ultra-Low Latency Wireless)

SteelSeries Quantum 2.0 Wireless / Logitech G LIGHTSPEED / Razer HyperSpeed Wireless / Audeze Ultra-Low Latency Wireless は、いずれもゲーミングヘッドセット向けに各メーカーが最適化した 2.4GHz 帯の専用ドングル方式プロトコルです。Bluetooth Classic Audio が SBC/aptX/LDAC など A2DP コーデック前提でレイテンシが大きいのに対し、専用ドングル方式は USB ドングルとヘッドセット間で 1 対 1 通信を確立し、ゲーム音声の低遅延伝送を狙う設計です。本ページは各社の公式ページ(steelseries.com / logitechg.com / razer.com / audeze.com)からの引用のみで構成し、本サイト編集部による独自の遅延・音質計測は含みません。

GLOSSARY

用語の概要

別表記 Quantum 2.0 Wireless(ヘッドセット)SteelSeries Quantum 2.0 WirelessLogitech G LIGHTSPEED(ヘッドセット)PRO X 2 LIGHTSPEEDRazer HyperSpeed Wireless(ヘッドセット)Razer SmartSwitch Dual WirelessAudeze Ultra-Low Latency WirelessAudeze Maxwell ドングルヘッドセット 2.4GHz 専用ドングルゲーミングヘッドセット 専用ドングル

関連用語
17
出典
8
最終更新
DEFINITION

解説

ハイエンドのワイヤレスゲーミングヘッドセットは、ほぼ例外なく メーカー独自の 2.4GHz 専用ドングル方式 を主接続として採用し、Bluetooth は『移動先での聴取・通話用』のサブ接続として併設するのが現代の主流構成です。Bluetooth Classic 上の A2DP コーデック(SBC / aptX / LDAC など)はレイテンシが大きく、FPS / 格闘 / リズム系のゲーム音声では足音・打撃音の同期に悪影響が出るためで、各社とも公式に専用ドングル接続をゲーミング時の推奨としています。本ページは各社の公式ページに記載された一次表記のみを整理します。

主要 4 プロトコルの一次表記まとめ

プロトコル公式ページの主な表記代表ヘッドセット(公式採用機種)バッテリー(公式)
SteelSeries Quantum 2.0 Wireless”2 wireless channels transmitting simultaneously across 40 possible frequencies”(イノベーションページ)/ “2.4G wireless … is still lossless” / “上限 48kHz サンプリング”(サポート)Arctis Nova Pro Wireless / Arctis Nova 7 Wireless 他Arctis Nova Pro Wireless = 2.4GHz 単独 44 時間 / 2.4GHz + Bluetooth 同時 36 時間
Logitech G LIGHTSPEED(ヘッドセット)“pro-grade 1 ms report rate, with no compromises on weight or battery life”(LIGHTSPEED ハブ)/ “robust connection range up to 30 meters”(PRO X 2 公式)PRO X 2 LIGHTSPEED / ASTRO A50 X LIGHTSPEED 他PRO X 2 LIGHTSPEED = 最大 50 時間
Razer HyperSpeed Wireless(ヘッドセット)“Industry-leading 2.4 GHz connection for ultra-low latency gaming”(BlackShark V2 Pro 公式)/ 単一ドングルでマウス・キーボード・ヘッドセット同時接続BlackShark V2 Pro / BlackShark V2 HyperSpeed 他BlackShark V2 Pro = 70 時間
Audeze Ultra-Low Latency Wireless”Ultra-low latency wireless with 3X range of traditional 2.4GHz”(Maxwell 公式)Maxwell / Maxwell 2 Wireless 他Maxwell = 80 時間以上

出典は本ページ末尾の sources 欄を参照(4 社の公式ページ・サポート文書)。

ヘッドセット側 2.4GHz と『マウス側 2.4GHz』の設計目標の違い

ワイヤレスゲーミングマウスの 2.4GHz 専用プロトコル とは、何を最優先するかが大きく異なります

  • マウス側: クリックレイテンシ / モーションレイテンシを ms 未満まで詰めるため、レポートレート 1000Hz〜8000Hz の安定維持が設計の中心。送るデータ量は小さい(XY 差分 + ボタン状態のみ)。
  • ヘッドセット側: 双方向の オーディオストリーム を低遅延で運ぶ必要があり、サンプリング上限・チャネル数・コーデック品質 が設計の中心。SteelSeries はサポート文書で『2.4G wireless technology cannot support sampling rates above 48 kHz, but … is still lossless, and therefore high fidelity』と明示しており、Hi-Res(96kHz / 192kHz)相当は専用ドングル経由では公式に非対応としています。

したがって『マウスで 1000Hz 出ているから音声も低遅延』『Bluetooth ハイレゾ対応だからゲーミング時もハイレゾ』のような短絡的な解釈は適切ではありません。

Bluetooth との併設構成(SmartSwitch / Dual Wireless)

近年のハイエンドヘッドセットは 2.4GHz 専用ドングル + Bluetooth を同時待ち受け する併設構成が主流です。

  • Razer SmartSwitch Dual Wireless(BlackShark V2 Pro 等): 公式は『simultaneous connection to both 2.4 GHz and Bluetooth devices』と記述。PC のゲーム音声を 2.4GHz、スマートフォンの通話・通知を Bluetooth で同時受聴できる設計。
  • SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless: 公式仕様『Simultaneous 2.4GHz & Bluetooth』。2.4GHz 単独で 44 時間、Bluetooth 併用時は 36 時間と公式表記。
  • Logitech G PRO X 2 LIGHTSPEED: 『LIGHTSPEED wireless, Bluetooth, and 3.5mm wired connection options』と公式表記の 3 系統接続。

ただし Bluetooth 接続側はヘッドセット側 2.4GHz の数値(レイテンシ・チャネル設計)は適用されません。Bluetooth 側のコーデック挙動については Bluetooth aptX Lossless / LDACBluetooth LE Audio(LC3 / Auracast) を参照してください。

注意点(数値の横並び単純比較は不適切)

  • 各社が示すレイテンシ・バッテリー時間・無線範囲はすべて 各社独自の測定条件 であり、横並びの単純比較は不適切です。本サイトでも編集部の独自実測値は公開していません。
  • バッテリー時間は機能オン/オフで大きく変動 します。SteelSeries の公式表記が 2.4GHz 単独 44 時間 / Bluetooth 同時 36 時間と分けて開示しているのは、機能の組み合わせで変わる前提を反映したものです。ノイズキャンセリング(アクティブノイズキャンセリング)や RGB の有無でもさらに変動します。
  • 『2.4GHz だから常に低遅延』ではありません。Bluetooth LE Audio は LC3 コーデックでレイテンシ削減が設計目標に入っているため、用途・通信距離・電池寿命のバランスで『Bluetooth 側が有利』という場面もあります。詳細は Bluetooth LE Audio(LC3 / Auracast) を参照。
  • Hi-Res Audio Wireless は専用ドングル経由では原則非対応。SteelSeries の公式サポート記事も『2.4G … cannot support sampling rates above 48 kHz』と明示しています。Hi-Res 再生は USB 有線または専用 DAC 経由が前提となります。

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