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マウスのチルトクリックホイール(4-way Scroll Wheel / Left-Right Tilt / 水平スクロール)

マウスのチルトクリックホイールは、垂直スクロールに加えてスクロールホイール自体を左右に倒すことで『追加のクリック入力(チルトクリック)』または『水平スクロール』として割り当てられる 4-way(上下+左右倒し)構造です。Logitech G502 X PLUS は公式スペックページに『Vertical scroll type: Hyper-fast / Left/Right tilt: Yes』『11 buttons, 13 Programmable controls』と明記し、Razer Basilisk V3 Pro 35K 公式ページは『4-way Scroll Wheel With 3 Unique Modes』『In addition, its tilt scroll wheel can also be programmed for custom functions—just like every other button on the mouse.』と明記しています。本ページは Logitech Support / Razer 公式ページの verbatim 引用のみを根拠とし、本サイト編集部による独自の押下力・チャタリング・耐久実測は含みません。

GLOSSARY

用語の概要

別表記 チルトクリックチルトホイールチルトスクロールTilt-ClickTilt ClickTilt ScrollTilt Wheel4-way Scroll WheelFour-way Scroll Wheel横スクロール水平スクロールHorizontal ScrollL/R TiltLeft TiltRight Tiltスクロールホイール 左右倒しホイールチルト

関連用語
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出典
3
最終更新
DEFINITION

解説

チルトクリックホイール(Tilt-Click Wheel / 4-way Scroll Wheel) は、ゲーミングマウスのスクロールホイール自体を 左右に倒す(tilt)動作で 2 つの追加クリック入力 を取り出せる構造です。上下回転+左右倒し+ホイール押し込みで合計 4 方向(4-way) の入力源になります。

通常の単一軸スクロールホイールは「上方向スクロール/下方向スクロール/クリック(ミドルクリック)」の 3 入力のみ。チルトクリック対応は そこに『左倒し』『右倒し』の 2 入力を追加 することで、限られた親指側ボタン枠に頼らずに トータルのプログラマブルボタン数を 2 増やす ことができます。

OS 側標準としては 左右倒し=水平スクロール(Excel の横スクロール、Photoshop のキャンバスパン、CAD のビュー横移動等)として扱われますが、メーカー専用ソフト経由で 任意のキー/マウスボタン/マクロに再割り当てできるのが現在のゲーミングマウスでの主用途です。

メーカー公式スペックの読み方(2026-06-19 時点 verbatim 引用)

Logitech G502 X PLUS — 公式スペックページの表記

Logitech Support の G502 X PLUS スペックページは、スクロールホイールについて次の 2 行を別項目で明記しています。

“Vertical scroll type: Hyper-fast” “Left/Right tilt: Yes” — Logitech Support: Specification - G502 X PLUS Wireless RGB Gaming Mouse

「垂直スクロール(Vertical scroll)」と「左右倒し(Left/Right tilt)」を 同じスペック表内で別軸として記載しているのが Logitech の表記法です。垂直スクロールには Hyper-fast モード(ホイールの慣性で素早く流す)と通常のラチェット(ノッチ)モードがあり、これを切り替える物理ボタンがホイール直下に独立配置されています。

同じスペック表は、本機のボタン総数を次のように記載します。

“11 buttons, 13 Programmable controls” — Logitech Support: Specification - G502 X PLUS Wireless RGB Gaming Mouse

「11 buttons(11 個の物理ボタン)」と「13 Programmable controls(13 個のプログラマブル入力)」が一致しない 点が重要で、差分の 2 個ぶんが『スクロールホイールの左倒し/右倒し(チルト入力 2 つ)』 にあたります。「上スクロール」「下スクロール」もプログラマブル入力として数える数え方もありますが、Logitech は 物理ボタン 11 個に対しプログラマブル 13 個 という表記でこの差分を提示しています。

Logitech G502 X / X LIGHTSPEED — Hyper-fast モード切替の公式定義

ホイール直下のモード切替ボタンの動作は、Logitech Support の独立 FAQ ページで次のように verbatim 定義されています。

“the wheel will spin effortlessly, but not endlessly” — Logitech Support: What does the G502 X wheel mode toggle button do?(Free Spin mode 説明)

“the wheel will click as it spins to help stop its movement” — Logitech Support: What does the G502 X wheel mode toggle button do?(Ratchet mode 説明)

Free Spin(フリースピン)= 抵抗なく回り続けるが慣性で減衰し『無限には回らない』Ratchet(ラチェット)= 1 ノッチごとにクリック音とともに止まり、確実に 1 段ずつ刻む という挙動が公式に明文化されています。この 回転モードの切替 と本記事の主題である 左右チルト独立した別機構 で、いずれのモードでも左右チルト入力は有効です。

Razer Basilisk V3 Pro 35K — 4-way Scroll Wheel の公式表記

Razer Basilisk V3 Pro 35K の公式商品ページは、スクロールホイールを 「4-way」 と明確に位置付けています。

“4-way Scroll Wheel With 3 Unique Modes” — Razer 公式: Razer Basilisk V3 Pro 35K Gaming Mouse

“In addition, its tilt scroll wheel can also be programmed for custom functions—just like every other button on the mouse.” — 同上

「4-way Scroll Wheel」=「上下回転+左右倒し+押し込み」を 4 方向の入力源として扱う設計、そして 「チルト方向もホイール上の他ボタン同様にカスタム機能を割り当て可能」 であることが verbatim で明記されています。

なお「3 Unique Modes」は Tactile Cycling Mode / Free-Spin Scrolling Mode / Smart-Reel Mode の 3 種で、これは mouse-scroll-wheel-magspeed-hyperscroll ページで扱う 回転抵抗モード の話題に属します。本ページの主題である 左右チルト とは別軸の機能です。

「左右チルト」は何に使うか

OS / アプリ側がもともと 水平スクロールイベント として解釈するため、無設定でも次の用途で動きます。

  • Microsoft Excel — シート横方向(列方向)のスクロール
  • Adobe Photoshop / Illustrator — キャンバスの横方向パン
  • Web ブラウザ — 横長コンテンツ(コードエディタ、CAD ビューア、Figma 等)の横スクロール
  • タイムライン UI(DAW、動画編集、Excel グラフ)の横軸移動

ゲーミング用途ではメーカー専用ソフトでの 再割り当て が主用途になります。例として次のような割り当てが可能です(具体的に何が出荷時に割り当てられているかは機種・プロファイルに依存)。

  • 武器・スキル切替(クイックスロット)
  • プッシュトゥトークの一時起動
  • マイクミュート切替
  • メディア操作(音量・トラック送り)
  • マクロ起動

「チルトクリック」と混同しやすい近接機能

機能何を担当するか関連用語ページ
チルトクリック(本ページ)ホイールを 左右に倒す 2 つの追加クリック入力。
フリースピン / ラチェット切替ホイールの 回転抵抗 を慣性スクロール/1 ノッチごとの停止に切り替える。Logitech は専用ボタン、Razer は Synapse 設定で切替。mouse-scroll-wheel-magspeed-hyperscroll
MagSpeed / HyperScrollLogitech の電磁式・Razer の機械式『高速スクロール + 高精度ラチェット』の 回転機構そのもの の名称。チルトの有無は別仕様で明記される。mouse-scroll-wheel-magspeed-hyperscroll
DPI シフト / Sensitivity Clutchボタン押下中だけ感度を下げる/DPI ステージを送る。チルトに割り当てることも可能だが、別概念。mouse-dpi-shift-sensitivity-clutch-on-the-fly
MMO サイドキーパッド(12 ボタン)親指側に独立した 12 個前後のキーマトリクスを配置する別構造。チルト 2 入力で足りない時の選択肢。mouse-mmo-side-keypad-12-button-thumb-cluster
HyperShift / G-SHIFT モディファイア特定ボタン押下中だけ別レイヤーを有効化する『修飾レイヤー』。チルト入力にも他ボタンにも適用できる。keyboard-fn-layer-hypershift-g-shift-tap-hold

スペック表で見るべきポイント

メーカー公式スペック表で 本機能の有無 を判別するには、次の表記を探します。

  • Logitech:「Vertical scroll type」「Left/Right tilt: Yes/No」 の 2 行(G502 X PLUS スペックページのフォーマット)
  • Razer:「4-way Scroll Wheel」 または 「Tilt-Click Scroll Wheel」 の文言(Basilisk V3 Pro 35K 商品ページのフォーマット)
  • 共通:「○ buttons, ○ Programmable controls」 の数値が一致しない場合、差分の 2 個ぶんが多くの機種で チルト 2 入力 にあたる

「ホイールが左右に倒れる」感触はレビュー記事の主観表現に頼らずとも、メーカー公式のスペック表記レベルでほぼ確認できます。本サイトでは公式表記のないチルト有無の断定は行いません。

採用が確認できる代表機種

  • Logitech G502 X PLUS / G502 X LIGHTSPEED / G502 X(公式スペック表に Left/Right tilt: Yes 明示)
  • Razer Basilisk V3 Pro 35K(公式商品ページに 4-way Scroll Wheel 明示)

本サイトでは個別 SKU の取扱い(DB 投入)の有無により、上記すべての製品ページが用意されているとは限りません。型番別の詳細スペックは各社公式ページの参照を推奨します。

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