用語の概要
別表記 Headset Weightヘッドセット 重量ヘッドセット 重さゲーミングヘッドセット 公称重量Audeze Maxwell 490gHyperX Cloud III Wireless 330gRazer BlackShark V2 Pro 320gヘッドセット マイク有無重量差ヘッドセット ポンド表記 グラム換算
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解説
ゲーミングヘッドセットを長時間プレイ用に選ぶときの最重要軸が 公称重量 ですが、メーカーごとに表記の単位(g vs lb)と、マイク有り/無し どちらの値を載せるかの流儀が違います。同じ『約 330g』の機種でも、片方はブームマイクを外した状態の値、片方はブームマイクを装着した状態の値、ということが起こりえます。本ページは購入前に各社公式の verbatim を読み分けるための整理で、編集部による独自装着試験は含みません。
3 機種の公式 verbatim 比較
| 機種 | 公式ページの一次表記(verbatim) | 単位 | マイク扱い |
|---|---|---|---|
| Audeze Maxwell(90mm 平面磁界・有線/ワイヤレス両対応のフラッグシップ) | 『Weight: 490g』 | g(グラム) | 内訳の明示なし(本体重量として 1 行のみ表記) |
| HyperX Cloud III Wireless(53mm ダイナミック・2.4GHz) | 『Weight: .727lb; Weight with microphone: .753lb』 | lb(ポンド) | マイクなし/マイク付きの 2 値を併記 |
| Razer BlackShark V2 Pro (2023)(50mm TriForce Titanium・2.4GHz+Bluetooth) | 『320 g』 | g(グラム) | 内訳の明示なし(本体重量として 1 行のみ表記) |
各社の verbatim 出典は本ページ末尾の sources を参照。HyperX のように lb(ポンド)で表記 している場合、グラム換算は 1 lb ≈ 453.6g で読み替えます(後述)。
(A) Audeze Maxwell — 『Weight: 490g』
Audeze Maxwell は 90mm 平面磁界(プラナーマグネティック)ドライバー を搭載するフラッグシップで、公式ページの仕様欄に 『Weight: 490g』 とだけ記載されています。
“Weight: 490g”
90mm の大型ドライバーをフルメタルフレームに収めた構造のため、ゲーミングヘッドセットの中では 明確に重量級 です。ハウジング設計とドライバー方式の詳細は ヘッドセットドライバー方式(ダイナミック / プラナーマグネティック) と Audeze Maxwell の平面磁界振動板技術(Fluxor / Fazor / Uniforce / Slam) を参照。
(B) HyperX Cloud III Wireless — 『.727lb / .753lb』ポンド表記
HyperX は公式ページでは ポンド(lb)表記 を採用し、しかも マイクなし/マイク付きの 2 値 を併記します。
“Weight: .727lb; Weight with microphone: .753lb”
1 lb ≒ 453.6g で換算すると、本体のみで約 330g、マイク装着時で約 342g に相当します(公式表記はポンドのみで、グラム表記は公式には記載されていません)。マイク有無で 12g 前後の差 が出る、という点が公式 verbatim から読み取れます。
(C) Razer BlackShark V2 Pro (2023) — 『320 g』
Razer 公式の Tech Specs では 『320 g』 と g(グラム)単位で表記されています。マイクなし/マイク装着時の内訳は 公式表記には載っていません。
“320 g”
同ページではドライバーが 『Razer™ TriForce Titanium 50 mm Drivers』 と表記されています。BlackShark V2 Pro はブームマイクが 取り外し可能 な設計で、外した状態と装着した状態で実重量は変わりますが、公式表記は 1 値のみ です。
なぜ重量表記が比較しにくいのか — 4 つの注意点
| 注意点 | 説明 |
|---|---|
| 単位の揺れ(g vs lb) | グラム表記が多数派だが、HyperX のように本国仕様ページでポンド表記の場合がある。1 lb ≈ 453.6g で換算 |
| マイク有無の扱い | HyperX は 2 値併記、Audeze / Razer は 1 値のみで内訳の明示なし。取り外し可能ブームマイクの場合、装着で +10〜20g 前後の差 が出ることが公式表記から読み取れる例がある |
| ケーブル・ベースステーション・付属品は含めない | 公式の本体重量はあくまでヘッドセット単体。ワイヤレス機種でも 同梱の USB ドングルやベースステーション、有線ケーブルの重さは含まれない |
| 編集部実測値ではない | 本ページの値はすべて 各社公式ページの verbatim 表記 で、編集部が秤で量った独自実測ではない。実機個体差・出荷ロットでわずかな差が出る可能性がある |
重量と装着感(クランプ力・ヘッドバンド)の関係
重量だけで装着感が決まるわけではなく、ヘッドバンド方式・クランプ力(側圧)・イヤーパッド素材 の組み合わせで疲労感は変わります。同じ 320g 級でも、フローティングヘッドバンド(自動調整サスペンション)採用機と固定スライダー機では体感が大きく違うことがあります。
- イヤーパッド素材による接触感・遮音性の違いは ヘッドセットのイヤーパッド素材(レザレット / ファブリック / ベロア / 低反発フォーム) を参照
- ハウジング構造による遮音・装着圧の違いは 密閉/開放/セミオープン を参照
- マイクの脱着・収納方式は ヘッドセットのマイクマウント(脱着式 / 引き出し式 / 折り曲げ式 / 固定式) を参照
混同しやすい用語
| 混同しやすい用語 | 違い |
|---|---|
| 本体重量 vs ベースステーション込みの総重量 | 公式表記は本体のみ。ベースステーション付き機種(SteelSeries Arctis Nova Pro Wireless 系)はベース込みではない |
| マイク無し vs マイク付き の公称値 | HyperX のように 2 値併記の場合は本体のみ/マイク付きを区別。1 値のみの場合は公式の前提を再確認 |
| g 表記 vs lb 表記 | 直接比較せず、1 lb ≈ 453.6g で換算してから比較する |
| 公称重量 vs 編集部実測値 | 本ページは公式 verbatim のみ。第三者レビューサイトの実測値と数 g ズレることがある |
| ヘッドセットの重量 vs クランプ力(側圧) | 数値が小さくても側圧が強いと疲労感が出る。重量と側圧は別の軸 |
購入前チェックリスト
- 本体重量が g 表記か lb 表記かを確認。HyperX のように lb 表記の場合は 1 lb ≈ 453.6g で換算してから他社製品と比較する
- マイク有無の公称値が併記されているか確認。HyperX のように 2 値併記なら裾野で比較しやすいが、1 値のみのメーカーは『マイク込み or 抜き』を判断材料にしにくい
- ブームマイク取り外し可否を確認。取り外し可能機種は普段マイクなしで使う日が多い人なら 公称マイクなし重量 で運用できる
- 同じ 320〜340g 級でも装着感は装着圧・ヘッドバンド方式で変わる。重量だけで決めずヘッドバンド方式・イヤーパッド素材・側圧を併読する
- ベースステーション込みの総重量は気にしなくてよい。ベースステーションはデスク据え置きで頭に乗せないため、公称本体重量だけで装着感を判断してよい
- 編集部実測ではなく各社公式 verbatim の値であることを理解する。出荷ロット・個体差で数 g 前後ズレる可能性がある
関連用語
- ヘッドセットドライバー方式(ダイナミック / プラナーマグネティック) — 重量に直結する最大要因の一つ
- Audeze Maxwell の平面磁界振動板技術(Fluxor / Fazor / Uniforce / Slam) — 90mm 大口径=重量級になりやすい
- ヘッドセットのイヤーパッド素材(レザレット / ファブリック / ベロア / 低反発フォーム) — 同じ重量でも体感が変わる
- 密閉/開放/セミオープン — ハウジング構造と重量の関係
- ヘッドセットのマイクマウント(脱着式 / 引き出し式 / 折り曲げ式 / 固定式) — マイク有無の重量差の前提
- ヘッドセット ホットスワップ・バッテリー(SteelSeries Infinity Power System) — バッテリー方式と重量の関係
- ワイヤレスゲーミングヘッドセットの 2.4GHz 専用プロトコル — 無線機構による重量増の要素
- ヘッドセット 周波数特性・感度・インピーダンス — ドライバー仕様と重量の関係